「サイドウェイ」 
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(c)2004 Twentieth Century Fox, All rights reserved.

SIDEWAYS
2004年 アメリカ・ハンガリー作品
監督 アレクサンダー・ペイン
出演 ポール・ジアマティ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、ヴァージニア・マドセン、サンドラ・オー

後ろの席のほうから「半券でタダになるから…」という声が聞こえてきた。
それを聞いて、私は「コンチクショー!」と思った。
ある映画サイトで、指定された映画を観てアンケートに答えると、入場料をタダにする、というものがあったのだ。半券をあとでサイト宛に送付すれば入場料金を支払う、というもの。
私も応募したが、選ばれなかったのだ。指定の映画は、これだったのか。
こっちは金払って観にきたのに、タダ見しやがって!

ま、それはそれとして、アカデミー賞こそ脚色賞のみの受賞だったが、各映画賞で主要な部門賞を受賞しまくっていた作品。

離婚して2年経っても鬱々としている冴えない教師マイルス。出版社に持ち込んだ原稿が出版決定になるかどうか、気になる毎日。
一方、マイルスの友人で、それほど売れていない俳優ジャックは結婚が決まっている。
2人は、結婚式前1週間を、ジャックの独身最後を楽しむ旅に当て、ともにカリフォルニアワインの産地を訪ねる。

ポール・ジアマティとトーマス・ヘイデン・チャーチ、このコンビがいい。
やたらにワインに詳しかったりするけれど、自分はダメ男と思い込んで肝心なところでイケてないマイルスと、結婚するってのに女をナンパするのが目的の能天気なジャック。
ぜんぜん違う性格なのに、やっぱり、いい友達でいるのは、観ていて、いいなあと思う。
その関係が、映画自体の味わいに通じていて、心地よい。

旅先で、マイルスはウェイトレスをしているマヤ(ヴァージニア・マドセン)と、ジャックはワイナリーで働くステファニー(サンドラ・オー)と、それぞれ男女関係を進展させていく。(進展具合もまた、それぞれに違うのだけれども。)

ユーモラスな場面も多く、飽きずに観ることができた。
表面的には、どうってことない内容だが、ちょっとした人生の脇道にそれること(原題)をワイナリーへの旅になぞらえて見せている。脇道が本道になることもありそうだ。
自分で思っているほどダメじゃない、生きてりゃ、いいこともあるさ、きっと。

考えてみれば、希望をもたせた展開とともに、最後には、収まるところに収まっていきそうな話で、その点からすると、小市民的、保守的という気もしたのだった。
そこがまた、そのへんにいる身近なアメリカ人を描いているというので、受けているのかもしれない。よく分からないけども。

トーマス・ヘイデン・チャーチという俳優を、私は今まで知らなかったが、おもにテレビのほうで活躍している人のようだ。役柄にぴったりという印象で、4人の中では、いちばん印象的。
ヴァージニア・マドセンは「ホット・スポット」(1990)くらいしか観ていないはずだが、なかなか、いい女になっております。

ほとんど主演4人のお話で、この4人が、いい混ざり具合(?)なのだ。アンサンブル演技賞をいくつか受賞しているが、まさに納得、である。

ラスト近くの、男が素っ裸で追いかけてくるシーンには、少しびっくりした。アメリカなどなら爆笑なのかも。このシーン、ボカシがないのは最近の傾向として評価するけど、日本では、まだまだ免疫ができていないかな。となりの女性が「わあ」と言ってた。(アップになってきたら、ボカされてたけどね…。いまさらボカすなよ!)

六本木の映画館では、映画の内容に引っ掛けて、カリフォルニアワインを300円で販売しておりました。ワインの映画を見ながらワインを。しゃれてるね。
映画の中でマイルスは、メルロー種が嫌いだと言っていた。マリリン(・モンローさんです、もちろん)のワインがメルローなので、この説には、私は不満である!
アメリカでは、この映画のせいか、メルローは20パーセント、売上げが減ったという噂もある…。
そういえば、アメリカって、ワイン飲んで運転していいのか?(3月5日)


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(c)2004 Twentieth Century Fox, All rights reserved.

トラックバックは、「jm'smyTaste」様「徒然雑草」様に。
どちらも、読んでいて、なるほど〜、とか、そうそう!と思わせる評です。

追加トラックバック:
Rocking Chair Blog様

評価☆☆☆★(3.5点。満点は5点)
 
飲酒運転 
もちろんカリフォルニアでも飲酒運転で捕まりますね〜
(^^;)
あんなシーンを撮影していいんでしょうか!?
って思いますよね。

カリフォルニアワインって「安い」ってイメージしかなかったんですがこの映画見るとおいしいワインもあるんだ〜って感じました。
>mobeerさん 
あ、やっぱり、いけないことですよね?
よっぽど酔わない自信があるんでしょうね。(それで済む問題じゃあるまい!)

はい、マリリン・メルローも、よろしくお願いします!(笑)
TBさせていただきました。 
 BJさん、こんにちは! やっと感想文を書いたので、TBさせていただきました。今更でごめんなさい。

 ワインの味を判断できるような舌は持ってませんが、私はメルローも結構呑みます♪ ではでは、失礼しました。
>香ん乃さん 
おお! ずいぶん昔の記事を発掘していただき、ありがとうございます。

メルローでも、いいですよねー! ていうか、全体的にあまり飲まないので、違いが分かりません。
これから感想、拝見に行きます。
マリリン・メルロー 
ボーさん、こんにちは!
この作品は、ワインに詳しくない私でも、
ほのぼのとした雰囲気を楽しめました。

「マリリン・メルロー」毎年6月1日発売ですってね。
もうすぐじゃないですか。ボーさんも買いますか。
プロフィールの画像がそうでしょう?
飲まずにとっておくのかな?
>YANさん 
おはようございます!
そうそう、プロフィール画像は私です。あ、違う、マリリン・メルローです。
ええ、買っても飲まないので、何本もたまってます。
今年は、買ってみようかなー。ラベルの写真が楽しみです。
あ、映画のこと書いてない…。
 
最初ッから最後まで、飲酒運転しまくりでしたね〜
それがR−15指定ついてた原因でしょうか^^;
それともちょっとだけあった性描写のせい?

ワインに詳しくは無いので「ふ〜ん」て感じでしたが
好きな人がみたら面白い・・・のかな〜と思ったり。

そうそう、全然違う個性の、この4人の混ざり具合が
とっても面白かった!
なんとなく敬遠してた作品だけど、やっぱり評判どおりの良作でした^^
>わさぴょんさん 
コメントありがとうございます。写真は小さいわ、色は1色だわの昔の記事に、ようこそ、お越しくださりました。

ね、飲酒運転、いいのかなーと。よくないですよね。
映画では、ときどきありますよね、飲酒運転。
あ、それがR−15指定の理由にもなるのでしょうか。理由としては弱いかなあ。

私もワインはマリリン・メルローしか知りません。(笑)

アンサンブル演技は、なかなかのものでしたよね!

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