柑芦会(和歌山大学経済学部同窓会)大阪支部
和歌山の「蜜柑」の香りと、天指して伸びる「芦」のたくましさ、強さに因んで命名された。そしてこれを「かんろ」でなく「こうろ」と読ましている。
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第5回研究わくわく人生塾
第5回研究わくわく人生塾
2005年1月21日(金)18:30〜
「中国経済分析から見えるもの」
講師:金澤孝彰 和歌山大学経済学部助教授
参加 8名
先生は小学校4年生の時(1973年)、NHK中国語講座(当時はモノクロでの番組構成だったとのこと)を見ていて、特に日本のとは形が異なる漢字に興味を持ち、さらに当時の時代背景(毛沢東時代、文革時代)を反映したテキスト内容から、幼きながらも段々とイデオロギーの“とりこ”になっていかれたそうです。現在はそれほどイデオロギーにこだわっていないそうですが、しかし、当時のその“きっかけ”が後の中国研究の起点だったと自らをふりかえられています。
1990年代半ばには上海にて2年間日本総領事館にて嘱託勤務し、中国経済の研究者としての基盤を築かれました(なお、先生の大阪市立大学大学院博士課程の学生時代の指導教授は本学経済学部OBの佐々木信彰先生[小段文一ゼミ]とのことです)。
市場経済化と国際化の中で、今日では「世界の工場」ないし「世界の市場」と称されるほどに急速な変貌、その一方で地域格差や所得格差の拡大や失業・貧困問題に見られる不安定要因の顕在化。それらが国土の広さ、13億人の人口などとあいまって、中国を一言では言い表せない多様性のある国にしているとのこと。それは、中国経済に関する本を世に出したとしても、半年もすれば売れなくなったり、内容的に古くなってしまうことにつながり、中国経済研究はそう生易しいものではなさそうとのことです。
しかし、そこは金澤先生のこと、目先の細かい実情、変化にとらわれることなく、時系列にグローバルな観点から、平等追求の社会主義体制がどのように変革してきたかを理路整然とお話いただきました。中でも、経済急成長について建設ラッシュに伴う不動産、設備投資がリード役であったこと、さらに、改革の受益者という観点からも、今後は消費レベルのアップが重要と指摘。
中国という国、民族に問題があることも認識しつつも、一方で、北京五輪、上海万博など
今後も発展が期待される国と位置付け、「どのように付き合っていくべきか?」に後半は
議論がおおいに盛り上がっていきました。
そのような中で和歌山県も中国との取引推進プロジェクトを掲げ、先生もアドバイザーとして参加、みかん、柿、梅なども候補に挙がっているようですが、こういったプロジェクトこそ「産学にプラス柑芦会の中国ビジネスに堪能な人が参画して、盛り上げていっては・・・」と講義のほうも大いに盛り上がり、あっという間に2時間半が過ぎていきました。
[2005/01/23 14:14]
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