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2008'07.02 (Wed)

りすん   著  諏訪哲史

りすん   著  諏訪哲史



「アサッテの人」で芥川賞を受賞した作者の
次の作品。

骨髄移植が必要なほど重い病に罹っている妹と
彼女に付き添う兄。
2人は血がつながっていない関係。遠い親戚同士だったが
どうやら事情があって兄妹として育てられたようだ。
彼らの病院での会話,言葉のやりとりが・・・続く・・・



感想   前作もまったく知らずただただこのオレンジ色の表紙に惹かれて手にとった
一冊でしたが、入り込むまでに時間のかかる小説ではありました・・
今までこういった雰囲気の小説を読んだ事がなかったので
面食らってしまいました。
冒頭部分から会話文。
一切の状況説明なし・・・・泣。
その会話部分すら、意味不明な言葉の羅列なので
物語の背景を想像するのが困難。
やがて、理解できそうな内容の会話に到達。
しかし、会話文は容赦なく延々と続くのが特徴です。
最後の方は、会話以外の文も出てきますが・・・。


この会話から、徐々にこの兄妹の
育ってきた環境、そして妹の置かれた状況(病の程度)が
わかるようになってきます。見えなかったものが見えてくるという点では
面白さを感じることはできたし(ある種の好奇心的なもの)
会話自体のやりとり・・・に、ユーモアーを感じる部分も
多少はあったのですが・・。
う〜〜〜ん、私にはこの会話に表ている
言葉の本質的な面白さを感じとることができなかったのが
正直なところです。

「アサッテ」、「ポンパ!」など
ところどころに出てきましたが
う〜〜ん、
ごめんなさい・・・といったところでしょうか。
作者が意図しているものを私が、受け入れることができなかったといったところでしょうか。


ラストになり、
隣の病室の女性が自分たちの会話を盗聴し
小説に仕上げようとしていることが発覚します。

ここから、今までの小説の形と(兄妹の会話を読者に聞かせるといった形式)
また違ったものになってきて・・・、
より一層難解になってくるように感じました。
小説を書く人物が浮上してきて、物語が膨らんではくるのですが。

わかるようなわからないような・・・・
表現できないもやもやを感じながら
とうとう終盤まで行き着いてしまったという感じです。

だから結局・・・・・・。


う〜〜〜ん、もっと修行してきたいです・・・♪


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2008'06.03 (Tue)

くまとやまねこ   湯本 香樹実 (著), 酒井 駒子 (著)

くまとやまねこ   湯本 香樹実 (著), 酒井 駒子 (著)


くまは
大好きな友だちのことりを
突然なくしてしまった。悲しみのあまりくまは、部屋に閉じこもってしまう。
しかしある日くまは・・外に出て・・・。




感想
   湯本香樹実さんとは・・・

1959年東京都生まれ。小説『夏の庭 -The Friends-』で、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞他を受賞。他の著書に、小説『ポプラの秋』、絵本『魔女と森の友だち』、童話『くまって、いいにおい』など。

   酒井駒子さんとは・・
1966年兵庫県生まれ。『金曜日の砂糖ちゃん』でブラティスラヴァ世界絵本原画展金牌、『ぼく おかあさんのこと…』でZilveren Griffel賞他を受賞。絵本に『よるくま』『ゆきがやんだら』『こうちゃん』など。



いい本です
大人も是非、読んでみてください。
素晴らしいストーリーに、素敵な絵が加わり
上質な絵本となっております。

私はときどき絵本の読みきかせをしているのですよ。
だから絵本にも目を向けるのですが・・・。


あまり内容を語るともったいないので・・是非是非ご自分で。
絵だけでも、かなり満足がいくものだと思います。

それぞれの人が、色々な思いに浸り、
今ある時間を大切にしていくということをあらためて
感じ取って欲しいと思います。

その悲しみを見つめるだけでなく、希望を持って未来に生きて欲しい・・・





ぼくたちはいつも「きょうの朝」にいるんだ。ずっとずっと、いっしょにね

そうだよ、くま。ぼくはきのうの朝より、あしたの朝より、きょうの朝がいちばんすきさ

くまとやまねこ
15:55  |  本にまつわるお話  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'03.22 (Thu)

シネマ・キッチン

春休みももうすぐですね。
そろそろ映画鑑賞冬の時代に入ります・・笑
お休みは
自由が利かないもので・・。


今日は、図書館で見つけた面白い本を紹介。
映画関連の本は好きでよく借りるのですが
これは、目の保養にもなってお勧めですよ・・。

こちら・・→http://www.funfan.jp/cinemakitchen/index.html
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映画の中で登場するお料理・・色々ありますよね。
皆さんなら何を思い出します?

う〜〜ん、私は

マーサの幸せレシピ・・これはドイツにあるフランス料理店のシェフ、マーサが主人公で、女性の成長物語。
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感想こちら→http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/kazokuai-eiga.htm#ma-sa

ディナー・ラッシュ・・・これはニューヨークの人気イタリアンレストランが舞台で、サスペンスがらみの群像劇
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感想こちら→http://www.h4.dion.ne.jp/~oshidori/suirimono.htm#dhina-


などかな・・。

ちなみに↑2つはこの本には載っていませんでした。


おいしそうな料理を眺めていると、
おなかがなってきそうです・・。

ごちゃごちゃ言っていないで、こういったものを作らなくてはね・・笑
11:49  |  本にまつわるお話  |  TB(2)  |  CM(8)  |  EDIT  |  Top↑

2005'02.14 (Mon)

今日はバレンタイン・・「チョコレート革命」

今日はバレンタイン・・。
手作りのチョコ、市販のチョコと飛び交っているのでしょうか。うちも・・・これから準備しますわ・・(遅いって・・)

で・・バレンタイン=チョコレートにまつわる本のお話。

ふと思い出したのが、97年ごろだったかな・・話題になった
俵 万智 さんの「チョコレート革命」。
チョコレートそのものズバリの題名がついていたので
取り上げてみましたが、ほとんどが不倫を題材にした短歌集なので読む人は限られているのかな。。どうなのかな。
やはり「サラダ記念日」の方が、一般受けするのでしょうか。

 <男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす>

ここから引用されている題名ですよね。
女性側の気持ちが良く表れている短歌で、これはもう
経験している人にとっては、痛いほどわかるわ・・・ていう内容であり、逆にされている側にとっては、憤慨したくなる内容とも
いえますよね。どちらの立場でもなかった私ですが・・
読みましたね。一応、話題作は目を通す主義なので、ざざざ〜〜と。 恋する女心かな・・そういうものを、あれだけの文章に
収めているなんてすごいわ・・・と思ったものでした。
長い文章にすると、リアルすぎてちょっと・・・というような
題材も、短歌にすると、ほどほどのエロチズムですむので
なかなか画期的な表現なのね・・と感心したりもしましたね。
背景、情景を考えると、結構大胆な内容なんですけどね。

 ところで・・・この短歌をもとにしたドラマがNHKで放映されていたのをご存知ですか。
その名も、「チョコレート革命」そのものだったような・・気が。
だいぶ前なので記憶も定かではありませんが、
主演は葉月里緒菜と緒方拳です・・。
緒方拳は・・・確か優秀な外科医。
里緒菜ちゃんは古本屋に勤めていたのかな〜。
お父さんの手術の関係で病院を訪れた時、その担当医が
拳さんで・・・色々な偶然から出会って恋に落ちるという
バリバリの不倫ものでした・・・・笑

妻に内緒で旅行に行ってしまったり、携帯電話でこそこそ連絡取り合ったり、これまた、絵に描いたような不倫なんですけど、
面白かった・・・(オイオイ)
ところどころに、万智さんの短歌が挿入されるんですよ。
例えば・・拳さんが、車で迎えにくると・・・
 「濃紺の車すべらせ逢いにくる 海より蒼い時間を連れて」
な〜〜んて、短歌が挿入されて、彼女の心境を語るような形に
なっているのですよ。(よく覚えているじゃん・・笑)
結構丁寧に作られていて、里緒菜ちゃんも揺れる女心をうまく
表現していたな・・・って思っているんですけれどね。
最後は・・・拳さん可哀想・・・ていう結末でした。

ところで、拳さんは医者役でしたが、医者との出会いって・・
これはちょっと現実離れしすぎかな・・・。
とにもかくにも、あの時代は(97年ごろは)は、世の流れが
不倫ブームだったのかもしれませんね・・。

今日はバレンタイン・。本当に好きな人に
素敵なチョコをプレゼントしましょうね。。。♪
09:25  |  本にまつわるお話  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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