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2008'06.17 (Tue)

孤独な嘘

孤独な嘘    (2005  イギリス)



監督: ジュリアン・フェロウズ
製作: スティーヴ・クラーク=ホール
クリスチャン・コルソン
製作総指揮: ポール・スミス
原作: ナイジェル・バルチン
脚本: ジュリアン・フェロウズ
撮影: トニー・ピアース=ロバーツ
音楽: スタニスラス・サイレウィック
出演: トム・ウィルキンソン
エミリー・ワトソン
ハーマイオニー・ノリス
ジョン・ワーナビー
ルパート・エヴェレット
リチェンダ・ケアリー
リンダ・バセット
ジョン・ネヴィル
デヴィッド・ヘアウッド
ジェレミー・チャイルド


上流階級のジェームズは妻のアンと共に
ロンドンを離れ、郊外へ引っ越した。周りの人に溶け込もうとする妻に対してたいした興味も
もたない夫。でもなんとか平穏に暮らしていた。
そんなある時、ジェームズ邸の家政婦の夫が
車に轢かれる。近隣に住むビルという男の車に、怪しいきずを発見したジェームズは
彼を問いただす。
しかし、新たな事実が判明。事件当時その車を運転していたのはアンだったのだ。
そして、ビルとアンには不倫の関係も生じていた。



感想   劇場未公開作品ですが出演者にひかれて観て見ました。
ミステリー・サスペンスとしてみると、ちょっと期待を裏切られる作品かな・・・という印象です。
事件によって浮き彫りになる
夫婦関係&人間模様が重点になる作品でした。
ある意味、重たい作品だったと思います。
ただ時間が85分ということで、描き足りないと思える部分がところどころあるように
感じられ、今一歩という気がしましたね。
展開も早かったですしね・・・・。


この映画、題に嘘・・とあるように
それぞれが嘘をついております。
お互いがお互いを傷つけないためにつく嘘だあるとわかっていても
そうしなければならない人間関係ってやっぱりどこかで
歪んでいたりするんですよね。

この夫婦の関係。
一見仲睦ましそうですが、妻の方は夫に対して思うところが色々ありそうです。
この奥さん、結局不倫をしてしまうのですが
そこにいたる経緯や、何故という明確な理由は説明されておりません。
なぜ、あのビル(ボンボンよ・・・)がいいのか
理解できないところではありますが、とにかく、夫の目を盗んで
ビルという男と逢瀬を重ねているのです。
(ビルの気ままさがいいのかな・・・・♪)
夫の トム・ウィルキンソン はなんていうのか、独善的で
堅苦しそうな印象を感じます(あくまでも印象・・)
奥さんの本音に耳をかさない感じ。
でも、だからといって、不倫していいという流れになっては
いけませんけどね。


ひき逃げ犯をビルだと疑っていた夫でしたが
実は妻、アンだと知り、即座に、対応を変えます。
隣人のビルが犯人の時は攻め立てようとしていたのですが、
身内だとすると手のひらを返したように、守る側にまわるのです。
嘘を突き通せと・・・・。
妻のことを思ってというのもありですが、やはり自分の世間的な立場というのも
一瞬頭をよぎったに違いないですよね。

妻が捕まったら困るのは自分だもの。
妻が不倫をしていたという事実が判明しても
そこにこだわるよりも、事件のもみ消しに走る夫。

う〜〜ん、この夫の態度はやっぱり問題があるんじゃないのかな・・。


一方、罪の重さに耐えられないなった妻、アンは
事実を家政婦に伝えるのだが・・・・。
意外な反応を家政婦は示すのです。

ここはちょっと引かかるところ。
家政婦は本当にそれでいいと思っていたのでしょうか。
夫を殺した真犯人が名乗り出たというのにあの反応。
かりに、これがビルだとしたら、
ジェームズと同じように攻め立てるに違いなかったでしょう。

<、その罪を誰が背負っているかによって
対応が違ってくる・・・>

夫も然り、家政婦も然りです。
どこか自分に都合のよい風に解釈し始めています。

このまま、嘘を突き通すことで
人間関係がうまく成り立つと信じている。

どこかおかしくないのかな。

嫌悪感を持っている人なら、何かを起こせば、これ見よがしに
も攻め立てるけど好意を示している人ならその罪も攻め立てない。

ひどくご都合主義なものなんだな・・・と思いました。


ラストは、意外な展開。
なぜ、どうしてこんな急に、こんなことに?。
今までのひき逃げ事件にかかわる話から
だいぶ横道にそれたようなエピソード。

こういった男と女の関係が成り立つというのも
長年連れ添った夫婦の年月があってこそのことなんだろうな・・・と
思うような幕切れでしたが
どこか、釈然としないものも感じました。


わかるようなわからないような・・・。
不思議な夫婦関係ではありました。


激やせしていると聞いていた ルパート・エヴェレット
う〜〜ん、確かに・・・泣。

年取っちゃったな・・・って感じました

孤独な嘘
09:15  |  映画(カ行)  |  TB(0)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2007'12.19 (Wed)

こわれゆく世界の中で

こわれゆく世界の中で  (2006  イギリス・アメリカ)

BREAKING AND ENTERING


監督: アンソニー・ミンゲラ
製作: シドニー・ポラック
アンソニー・ミンゲラ
ティモシー・ブリックネル
製作総指揮: ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
コリン・ヴェインズ
脚本: アンソニー・ミンゲラ
撮影: ブノワ・ドゥローム
プロダクションデザイン: アレックス・マクダウェル
衣装デザイン: ナタリー・ウォード
編集: リサ・ガニング
音楽: ガブリエル・ヤレド

;
出演: ジュード・ロウ  ( ウィル)
ジュリエット・ビノシュ  (アミラ)
ロビン・ライト・ペン   (リヴ)
マーティン・フリーマン  (サンディ)
レイ・ウィンストン   (ブルーノ刑事 )
ヴェラ・ファーミガ   (オアーナ)
ラフィ・ガヴロン ミロ (ミルサド)
ポピー・ロジャース ビー
マーク・ベントン
ジュリエット・スティーヴンソン
キャロライン・チケジー
ラド・ラザール


 ロンドンのキングス・クロス。
建築家のウィルは、この地区で、都市再開発の巨大プロジェクトを行っていた。
プライベートでは心のバランスを崩している娘と恋人のリヴ、
3人と暮らしていた。娘はリヴの連れ子である。
そんな時、彼のオフィスが窃盗の被害に遭う。
自ら夜のオフィスを見張り始めたウィルは、やがてオフィスに侵入しようとしていた少年を発見。
少年を追跡し、彼が母親アミラと暮らしていることがわかる。
そしてアミラに心惹かれていくウィル。


感想   「イングリッシュ・ペイシェント」「コールド マウンテン」のアンソニー・ミンゲラ監督作。  今回は現代劇ということで、
わりと入りやすい作品であったように思いますが、
話の展開にはどうかな・・・・と思うところもいくつかありました。

単なる不倫劇にはとどまらず
多様なテーマが隠されていて、それはそれで見所であったと思いますが、
やはり、2人の女性の間での揺れ動くウィルという男性がどうも・・・笑
ジュードでなければ、もっとひどいこと言っているかもしれません・・

とにかく、素直な感想として
ビノシュがなんだか可哀想・・・。
女として、幸せになって欲しいと真に思ってしまいました。
戦時中の苦労経験し、ロンドンでの生活は
けっして裕福ではない彼女。

それなのに、子は悪い仲間とつるんで、使いぱっしりのようなことばかりして
親の心子知らず状態。
でもだからといって、根が悪い子どもでもなく
親といるときは良好な関係を保つことができるのです。
親思いなのね。

一方のウィルと同棲生活を続けているリヴ。
精神的に不安定な娘をかかえて
いつもイライラしているように思える・・・・。

対照的な2組の親子。
裕福さにおいても対照的。
ビノシュのほうが前向きで元気がいいので傍に居ても気が安らぐのに比べて
リヴ=ロビン・ライト・ペンは
精神的な余裕がないから傍に居て息苦しい・・・・
観ている誰もがそう感じるのだから
ウィルが心惑わすのも
当然だと思われます。
ここは理解できる・・・

事務所の夜の見張りの最中に
娼婦に誘われても
心なびかなかったウィル。
でもビノシュとは出あった途端
心ときめかせてしまっているの。
やっぱり彼は落ち着くところが欲しかったんだよ・・・
ウィルの家庭には自分の居場所がなかったですものね。
確かにリヴのかかえている悩みは大きいし、
ぎすぎすもしたくなる状況でしょう。
でも、いつも思いつめた感じで自分から事を悪い方にと考えているような感じ。
ウィルはそんな家庭じゃあ安らぎを感じなかったのでしょう。




健気で、一途で控えめで・・・
それでいてどんなことで動じないような強さを感じるビノシュ。
ピッタシの役柄ですね。


現代向き合っている女性と別のタイプの女性に惹かれるのは
男としたらしょうがないのかもしれない・・。


でも・・・後半に展開にはやはりどうよ・・・と思わずには
いられません。
ビノシュは、ウィルに好意を感じていたに違いないのに、
でもベッドに入るときに証拠として写真撮影をしなくてはならないという心理状態。
これ以上悲しいことはないですよね・・。
この男=ウィルは自分の息子の犯罪を暴く人かもしれない・・・
いざという時のために、保険が欲しいと思ってあの行為(写真撮影)にのぞんだわけでしょ。

女としては悲しい決断。
好きな人と素直に愛し合えないなんて・・
恋愛の最中でも息子のことを思うなんて・・



(それにしてもラブシーンは非常に綺麗に撮れていて、ジュード素敵と
思わせる映像ばかり・・・・笑)


ウィルは結局、
ビノシュの息子を助けるべく嘘を重ねるわけですけれど。

最初はリヴに本当のことをいうことになるから(浮気がばれる・・・傷つける)
躊躇していたでしょ?

あれずる〜〜〜いと思ったわ。
なんだ・・・・結局、ビノシュのことはあまり真剣じゃあ
なかったのね・・・・・。

そりゃ・・・長年付き合っている女性の方が情が深いとは
思うけれどそれでも、一瞬でも愛した女性には
誠意をつくしてあげようよ・・・・。


ラストはそうなるのね・・・・・という流れで
ここは人によっては
意見分かれるのではないかなと思える作品ではありました。

でも男のこういう心理状況
同性なら理解しやすいのでしょうね。



こわれゆく
11:01  |  映画(カ行)  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑

2007'12.19 (Wed)

靴に恋する人魚

靴に恋する人魚  (2005  台湾)

THE SHOE FAIRY

監督: ロビン・リー
脚本: ロビン・リー
撮影: チン・ディンチャン
音楽: ダニー・リャン
ナレーション: アンディ・ラウ
出演: ビビアン・スー  ( ドド)
ダンカン・チョウ    (スマイリー)
タン・ナ   (魔女)
チュウ・ユェシン   (ジャック社長)
ラン・ウェンピン   (ビッグ・キャット)


 生まれつき足が不自由な少女、ドド。
彼女は両親に絵本を読んでもらうのが大好きだ。
そんな彼女は、「人魚姫」の話に自分を重ねてしまう。
自分の足が治ったら、声を取られてしまうのだろうか・・・。
やがてドドは手術を受け、無事歩けるように。
声も取られていない!!。
月日が流れ大人になったドド。
今では靴を買うのが大好きな女性となった。
そしてある歯医者で運命の王子様スマイリーと出逢う・・。




感想   靴をモチーフにした映画っていくつかあるみたいですよね。
でもそのどれもが未見。だから初めての靴映画・・笑

面白かったです。「アメリ」のような映画です。
とってもカラフルでラブリーな世界☆
乙女心くすぐります。
いいですね・・・。

童話を引用したお話展開も
興味深かったです。
人魚姫・・マッチ売りの少女・・

前半は
素敵な王子様との出会い・・

幸せいっぱいな様子がまったりと流れていきます。

この歯医者さんのスマイリーとドドカップルが
愛らしいのよね。

純なカップルでときどきボケをかますような感じで・・・笑

スマイリーがドドの寝顔をいつまでも見ていたいから
黙って寝かしておくとかね・・・。顔に日差しが入るから
自分が帽子をかぶって、ふせいであげたりね・・・。
なんて、心優しい王子様・・♪


ドドのプレゼントを、大きく上下に振ってしまう王子様も
笑いがとれていいわ〜〜。軽めのコメディ。
プレゼントの中身はケーキだから
当然ごちゃごちゃ・・・笑


本当、おままごとをしているようなカップルのように感じるのだけれど
愛情でしっかり2人はつながっているの・



そして訪れる悲劇。


え〜〜〜そんな・・・って思いました・・私。
こんな幸せな状況を何故、壊すような展開にするの?って。


でもこれがこの映画の主題なのね。
本当の幸せに気付くのは、
不幸になってからなのかもしれないよね・・。
王子様と出合っただけではハッピーじゃあないのよ・・・



ビターな御伽噺ではあるけれど、
終始明るい映像なので気持ちがどんよりすることはありません。

個人的には
途中で挿入される歌があまり好きではなかったこと。
スマイリーが目が見えなくなってしまうのではないかという
エピソードが、ちょっと不幸を強調しすぎに感じたこと・・。
(結局目は見えるので思わせぶりというのもなんだか・・・・・・・・・)

また、教訓的なお話ということが
あまりにもわかりやすいところが・・・いかにも・・・っていう気もしたり。
これだけ遊んだ映像なのでもっと
後半の流れに工夫が欲しかった・・・。
悲劇→乗越える・・・・が
定番すぎるような気もする・・・・。
また話には関係ないのですがあまりにも優しすぎる旦那さんってかえって恐いです・・・笑

なんて贅沢なこと言っていますが
やっぱり、カラフルな映像は充分魅力的です。

気になる点もカバーしておりました


自分が可愛らしい女性だと思う方〜〜
可愛らしさにあこがれる方
是非・・・笑


ちなみにナレーションは アンディ・ラウ です。おお〜〜〜〜〜笑





こいするにんぎょ2
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10:21  |  映画(カ行)  |  TB(0)  |  CM(3)  |  EDIT  |  Top↑

2007'11.12 (Mon)

華麗なる恋の舞台で

華麗なる恋の舞台で (2004  アメリカ )


BEING JULIA

監督: イシュトヴァン・サボー
製作: ロバート・ラントス
製作総指揮: マーク・ミルン
マリオン・ピロウスキー
原作: サマセット・モーム 『劇場』
脚本: ロナルド・ハーウッド
撮影: ラホス・コルタイ
プロダクションデザイン: ルチャーナ・アリギ
衣装デザイン: ジョン・ブルームフィールド
編集: スーザン・シプトン
音楽: マイケル・ダナ
音楽スーパーバイザー: リズ・ギャラチャー

出演: アネット・ベニング ( ジュリア・ランバート)
ジェレミー・アイアンズ  (マイケル・ゴセリン )
マイケル・ガンボン   (ジミー・ラングトン)
ブルース・グリーンウッド   (チャールズ卿)
ミリアム・マーゴリーズ  (ドリー・デ・ヴリース)
ジュリエット・スティーヴンソン ( エヴィー)
ショーン・エヴァンス  (トム・フェネル )
ルーシー・パンチ   (エイヴィス・クライトン)
モーリー・チェイキン  (ウォルター・ギブス )
シーラ・マッカーシー   (グレース・デクスター)
ローズマリー・ハリス
トム・スターリッジ
リタ・トゥシンハム
リー・ローソン

サマセット・モームの『劇場』の映画化。
1938年。ロンドン。
ジュリア・ランバートは女優。
舞台監督の夫マイケルとの生活も順調だが
変化の無い毎日にうんざり気味。
そんな時、親子ほども年の離れた
アメリカ人青年トムがジュリアの前に現れ、一気に恋に落ちてしまう。
若いトムと恋人気取りの毎日。
ところが、トムは若い女優エイヴィスに心移りしてしまう。
しだいに、トムとは離れるように・・。
ある日、トムはジュリアにエイヴィスを今度の新作で使ってほしいと願い出るのだった…。



感想  アネット・ベニングがゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いたこの作品。
監督は「太陽の雫」「メフィスト」のイシュトヴァン・サボー。
「太陽の雫」・・・は大河ドラマで重厚な作品でしたが
今回は、コメディタッチの、軽めの映画。誰でもが気軽に
鑑賞できると思います。
衣装・調度品・音楽はともに、その時代を忠実に表現していて
豪華で優雅で申し分ないです。目の保養になります。
私の好みにピッタシ・・・。
とにかく、楽しい映画でした。
やっぱりこれはラストの爽快感にあるかな・・
こちらかというと若い子よりは、人生いろいろあって、ちょっとお疲れ気味の奥様(おばさんではない・・・!!)にピッタシ・・の
映画かと思います。

この映画を観て、思わず、自分も彼女と一緒に
乾杯〜〜〜♪したくなりました。
自分の為にお祝いっていいよね・・・
一人でおいしいお酒もいいじゃない・・・笑

脇役も魅力的で
特に、チャールズ卿が良かったですね。
欲しいな・・・ああいう人。
○○の友達っていいのよね・・・・・笑。
コレ見ていながら、ベスト・フレンズ・ウェディングを思い出しました。
あれも○○の素敵な友達がいましたもの・・。

夫役はジェレミー・アイアンズ 。
カサノバ同様、ちょっと肩の力を抜いた役柄。
調子のいい、旦那様・・・って感じで
浮気なんかも簡単にしちゃうわけだけれど、
この映画の場合、奥さんも奥さんだから・・
結局、似合いの夫婦というところなんでしょうね。
奥さんの才能は高くかっているみたいだから、
腐れ縁でつながっている夫婦でしょう。
こういうのも、年月経ってくれば、ありゆるカタチでしょうか。



冒頭でも名前を出しましたけれど、この作品はアネット・ベニングの
熱演に尽きますね〜〜。
アネット・ベニングを映画で観るのは
アメリカン・ビューティ以来。
地味な印象でしかなかっただけれど、
この映画は色んな意味で強烈なキャラ。
舞台女優というからにはこういうキャラって当然いる・・・いる・・・って感じでしょうか。
でも嫌味な存在には感じなかったですね。
年が近いからかな〜〜〜〜笑

息子と同じ歳の子と恋愛しちゃうなんて、
私みたいな普通人では考えられないけれど
(憧れはあるけどね・・実際行動に移すってなかなか・・・・笑)
でも、いい年して・・・とは思わなかったですね
そんな大胆な人生もまたいいんじゃない・・女優なんだし・・
ゲイの肥やし・・(あれ〜〜〜こんな言い方もうしないか・・・笑)
にもなるしね・・・という感覚。

恋に目覚めた彼女は
小娘のようにルンルンしちゃって
情熱的に相手にも迫り、さらにはエクササイズに日夜
励むようにもなるのです。
まあ・・・やるわね・・・・って
そのパワーに、驚き。
成り行きは常に心配するものの
やっぱり頑張れ〜〜って応援しちゃいます。
いくつになっても、一生懸命になる姿勢は
忘れたくないですし、
女としてまだまだ諦め無い・・・笑・・という
態度って見習いたいところはありますからね。


でもあのTOM・・・妖しいぞ・・・と思ったら
案の定でした・・・ね。
絶対魂胆があるはずだって思っていましたよ。
だって調子良かったもの。


TOMの恋人でもある若手女優は
アネット・ベニングの旦那さんにも手を出していたようで
したたかな人なんですよ。
この若い女優=野心家っていうのは
オーソドックスだったけれど、あきることなく観ることが
できました。
あまり美人じゃなかったので、
なんで〜〜〜2人の男性が惹かれるの・・・って思いましたけど。



マイケル・ガンボンが時折現れて
ジュリアンの演技について助言を述べるところは
ユニーク。演技の師であり、霊みたいな存在なのですよ。

そんな彼が

「劇場の外で大衆が現実と呼んでいるのは空想に過ぎない。
舞台で演技ているときは舞台こそが現実だ・・・」な〜〜んていう
言葉を語るのです。


まさに女優にむけられた言葉。

この言葉にもアッパレと
思ってしまいました。



女優さんは舞台で輝いてこそ、一流なんですね。

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12:10  |  映画(カ行)  |  TB(1)  |  CM(6)  |  EDIT  |  Top↑

2007'11.08 (Thu)

カンバセーションズ

カンバセーションズ   (2005  アメリカ・イギリス)


CONVERSATIONS WITH OTHER WOMEN


監督: ハンス・カノーザ
製作: ラム・バーグマン
ビル・マッカッチェン
ケリー・バーデン
製作総指揮: クウェシ・コリソン
マーク・R・ハリス
クジェール・ラスムッセン
グレン・レイノルズ
脚本: ガブリエル・ゼヴィン
撮影: スティーヴ・イェドリン
プロダクションデザイン: ジョディ・リン・ティレン
衣装デザイン: ダグ・ホール
編集: ハンス・カノーザ
音楽: スター・パロディ
ジェフ・エデン・フェア
出演: ヘレナ・ボナム=カーター
アーロン・エッカート
ノラ・ゼヘットナー
エリック・アイデム
ブライアン・ジェラティ
ブリーアナ・ブラウン
オリヴィア・ワイルド
トーマス・レノン
セリナ・ヴィンセント


マンハッタンのホテル。
ウェディング・パーティの会場で10年ぶりに再会した元恋人の2人。
お互いの心の中の探り合いが始まる。
やがて、一緒に同じ部屋へ向かう2人・・・




感想   このDVDの副題は「終らせた恋のはじめ方」。
そう書かれていると、興味そそられますね・・。

どんな始まり方があるの〜〜〜?
終わちゃたのに、始まるってことがあるの?
男はそういう気持ちがありがちだと思うけれど
女は簡単にはいかないんじゃないの?

な〜〜んて、観る前から、色んなことが頭の中を渦巻いていたわけですよ。


映画はほとんど2人の会話で成立しています。
それが、2分割、(デュアル・フレームっていうのね・・)という
手法で描かれるのです。
同じシーンでも、アングル違った場面が映し出されるの。
さらには、2人若かりし日のシーンと現代のシーンが同時に
映し出されたり。
今までに無い斬新な方法だと思います。


会話内容からは、男女の駆け引きなるものが感じられたり、
男、女、それぞれの受け取り方の違いなどが感じられ、
これが、性別の違いなのね!!・・・・・・・と感心するところも
多いです。

男は自分の感情に素直に従い、後先考えないで行動しちゃう感じだけれど女はその先を考えどこか冷静さを残しているような気がするわ・・・。
もちろん、女は年をとったからこそ、冷静さというか理性的で
あることに磨きがかかってきたのだと思うわ。

若いときは、まあ、男女とも同じようなところあるけれど、
女の方が年月たってくると、成長するような気がするのよね。

だって、この映画のヘレナだって、恋人と別れてもしっかり
その後の、私生活を作り上げているでしょ?
でもアーロンの方は、まだふらふら〜〜〜って夢見ている感じで
あるしね・・・・。

そういう男と女の違いもわかって、
とっても面白いものには思えたけれど
なにせ、この2分割という演出方法が、見慣れないからか、
疲れを感じてしかたなかったです。


一部かと思っていたら、映画全体がそうなんだもの・・・・笑

ここは!!!ってとこだけ、2分割でいいんじゃないのかな・・って
思ってしまった私は、もはや古い人間なのかしら・・。


ラブシーン(ベッドシーン)を、
2分割、別映像で見せられると、もう、一体何しているのか
全然わからないのよね。もうちょっと落ち着いてみたいものだと
思ってしまうのは・・やはり私だけ?・・・笑


昔の恋人を裸にして
「太ったわよね」って、ヘレナは言っていたけれど
あれぐらいは、許せる範囲だと思うわよ・・・。

普通はそうとう、見苦しくなると思いますし・・・。
アーロン・エッカート まだまだ、いける!!と思います・・・。


最初の方、パーティでの会話だけでは、2人の過去が
よくわからなかったので、正直あまり乗れないところも
あったのですが(意味深な会話が多くて・・・ね・・・)
エレベーター→部屋内の様子から・・・次第に
2人の過去が見えてきたでしょ。
あそこからが、俄然面白く感じたかな・・・。
アーロンが、昔の恋人へ思いを募らせていく・・
(アローンの方がとくにそう感じる・・)過程がちょっとせつないもあり、可愛らしくあり・・・という感じでした。



でも最後はね・・・結局、
現実的な感じに納まったのには、やや残念感が残ったかな・・・。

いや・・・それが当然なのかもしれないけれど
映画だから、ちょっと夢見たかったかな・・・ってところも
あったのですよね。
なにせ、邦題が↑ですもの。
期待しちゃいますよね・・。
(全然、邦題と違うじゃないの!!)

女はね・・・・・過去を振り返らないものかな・・・・やっぱり・・笑


で・・・あんなラブラブだった過去の2人が
別れた理由って
一体なんなのか・・・気になりますね・・・・。



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11:37  |  映画(カ行)  |  TB(1)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2007'08.30 (Thu)

キング 罪の王

久しぶりの映画鑑賞はこれ↓



キング 罪の王 (2005  アメリカ)

THE KING


監督: ジェームズ・マーシュ
製作: ミロ・アディカ
ジェームズ・ウィルソン
製作総指揮: エドワード・R・プレスマン
ジョン・シュミット
ソフィア・ソンダーヴァン
脚本: ジェームズ・マーシュ
ミロ・アディカ
撮影: アイジル・ブリルド
プロダクションデザイン: シャロン・ロモフスキー
衣装デザイン: リー・ハンサカー
編集: ジンクス・ゴッドフリー
音楽: マックス・エイヴリー・リクテンスタイン

出演: ガエル・ガルシア・ベルナル  (エルビス・バルデレス )
ウィリアム・ハート  ( デビッド・サンダウ )
ペル・ジェームズ  (マレリー・サンダウ)
ローラ・ハリング  (トゥワイラ・サンダウ)
ポール・ダノ  (ポール・サンダウ)

 海軍を退役した青年エルビス。
彼はテキサス南部のコープス・クリスティという町へ
父を尋ねてやって来た。
父デビッドは今は牧師。彼はデビッドが牧師になる前、
遊び相手で付き合った相手との間に出来た子どもだった。
今では美しい妻トゥワイラと2人の子ども、息子ポールと娘マレリーと優雅な暮らしをしているデビッド。
デビッドにとって、エルビスの存在は迷惑なだけだった。
私たち家族に近づくな・・という冷たい言葉を浴びせるデビッド。
父親の愛を受け入れられなかったエルビスは、
父への復讐心を募らせる。


感想  前から観たかった、ガエル・ガルシア・ベルナルの
この作品。題名からは、危険なにおいがプンプンしていましたが
中盤まで観る限りはわりと明るめのバックミュージックのせいか、
あら〜〜意外と爽やかな物語なのかしら・・という感触。
もしかして、これは切ない恋物語なのかも・・・
なんて・・・。

一昔の赤い疑惑のような(古い・・・)禁断の恋に身を焦がす
若者2人に焦点を絞った作品なの・・・?
そんな甘美な想像力をめぐらせておりました。

しかし・・・・甘かった・・
大きな展開が待ち受けておりました。

そうか・・・そういう方向性の物語になるのね・・・・・と
正直ビックリ。

結果的には
エルビスは、父親に受け入れられないことへの
復讐心のために、様々な行動をしでかしたと
いうことになるわけだけれど、
計画的にどうのこうの・・・・という
ものがあまり感じられなかったですね。
そういう目的(復讐・・・・)で行動していたという・・
確証が得られないということ。
だって、主人公のエルビスって、感情の起伏を表に出さないわけですし、どんな悲惨な行動もさりげなく・・・行ってしまうのですもの。


ただただ、気持ちの感情のおもむくまま行動したら
結果的には大事になってしまったということにも
思えてきますね。
私たちが思うような罪の意識・・自体
感じていないんじゃあないのかな・・・・。
そんな気がします。
幼い子どもが、善悪わからなくって
大人が考える以上に残酷なことをしてしまうことってありますよね?
そんな感じですか・・・。

だからこそ、恐ろしいというか・・・。
でもだからといって、彼にものすごく嫌悪感を感じるとか
怒りを感じるとか・・・そういうものがあまり湧いてこないのが
不思議です。


父親・・(ウィリアム・ハートね)は
エルビスのことを、聴衆の前で
罪の子と・・紹介しましたけれど、
その罪と・・エルビスが犯した罪と
一体どっちが重いのよ・・・って突きつけられているみたいでしたね・・。

そりゃ・・・現実的には人殺した方が数段思い罪だろうと
思えるけれど(比較にならないですかね・・笑)宗教的に考えればどちらも罪は罪であるわけですし・・。あ・・・エルビスは加えて近親相姦も犯しているわけでしたね・・。これはこれは書いてみたら
やっぱり極悪ですね・・笑

でも、牧師だってね・・。
彼が自分の過ちを、逆に
いいように利用しているように感じたのは
私だけじゃあないと思いますよ。


そんな男でも牧師なのですよ・・
彼こそが策略家ですよね・・・・。あたかも神の使いのような
善の顔をしていながら・・そうとう腹の中は黒そう・・・


牧師って何よ・・・宗教で何がどう救えるの・・。
そして、罪って、懺悔すればそれでよしなの・・・。
なんだか色んなこと考えてしまいそうですよね。
(私だけ?)

ああいう胡散臭さがにおう、牧師の存在をアピールして
現代の宗教のあり方を皮肉っている物語のように思いましたね。


それにしても、
この牧師一家
胡散臭さに伴って
個々の行動にも???な部分が多かったですよね。

兄が恋人に殺されても、わりと、簡単に、理解してしまう
妹。肉親が殺されても、許す心境はどうか・・・。愛しているから
殺したといって・・ハイそうですか・・・と簡単には
割り切れないだろうに・・・マレリー。
お兄さんに関する事実を聞かされたあとに、
2人で祈る姿はどこか滑稽に感じましたよね。
だって、エルビス反省していないもの・・・。
そんなことで、ポールは浮かばれるのかい・・・。
懺悔して罪が消えるなら・・誰でも気軽にするよな・・・・。


牧師は、息子がいなくなってから、
手のひらを返したように、エルビスに近づいて
いったけれど、あの行動もどうよ・・・。
息子の代りにしようとしたのかしら・・
それは納得いかないけどな・・・。


マレリーも、意外と簡単に妊娠してしまうし・・。
もうちょっと身を守って欲しいよ・・。


現実的なお話というより
寓話的なものを感じるお話だったので
どちら側にも
すっぽり感情移入ができなかったわけですけれど、
(殺されて可哀想とか・・罪を犯して可哀想とか・・
そういう感情はわいてこなく、どこか傍観者的な立場での
鑑賞・・・)
だからといって、つまらないわけではなかったです。
むしろ、興味深く、最後まで面白く見れましたね。
とどめの、ラストのエルビスの一言は
きたきたきた〜〜〜〜って感じでしたね。


最後に出演者について。
ガエル君は、アマロ神父に続いての
宗教的タブーに挑戦ですかね・・。あちらは神父で
こちらが牧師というのも妙な縁ですけどね。
彼って・・どこか母性をくすぐるところがあるから
少々のところでは、まあいいか・・と思わせてしまいますね。
罪が良く似合うのですよね。
今回、マレリーとの川でのデートが
とっても良かったです。なんていうか・・ドキドキ感が
伝わってくるようなデートでしたね。
本当はベテランだろうに・・笑・・・マレリーには
徐々に徐々に・・段階踏んで近づいていくところが
うまい・・・♪
手をギュッと握るところなんて・・・いや〜〜もう・・・可愛いなって
思いました・・笑

ウィリアム・ハートは、最近ではヒストリー・オブ・バイオレンスで
見かけたかな。あの時も感じましたが、貫禄ありますね。
ふけたともいえるかな・・。

ローラ・ハリングは
マルホランド・ドライブの彼女だと知ったのは見終わってから・・。
驚いたわ・・。
あまりにもまともな主婦なので、
気付きませんでした。化粧も濃くなかったしね。

ポール・ダノは
最近良く見かけます。リトル・ミス・サンシャインでの好演で記憶も新しいのですが
実は彼の作品ほとんどみていることに気付きました。
印象深い顔立ちですものね・・・。
頑張ってね。




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2007'05.25 (Fri)

恋人はゴースト

恋人はゴースト (2005  アメリカ)

Just Like Heaven


監督: マーク・ウォーターズ
製作: ローリー・マクドナルド
ウォルター・F・パークス
製作総指揮: デヴィッド・ハウスホルター
原作: マルク・レヴィ 『夢でなければ』(ハヤカワ・ノヴェルズ刊)
脚本: ピーター・トラン
レスリー・ディクソン
撮影: ダリン・オカダ
プロダクションデザイン: ケイリー・ホワイト
ソフィー・デラコフ・カーボネル
編集: ブルース・グリーン
音楽: ロルフ・ケント
 
出演: リース・ウィザースプーン
マーク・ラファロ
ドナル・ローグ
ディナ・スパイビー
ベン・シェンクマン
ジョン・ヘダー
イワナ・ミルセヴィッチ
キャロライン・アーロン
ロザリンド・チャオ
ロン・カナダ
ウィリー・ガーソン


マルク・レヴィの『夢でなければ』を
映画化.
サンフランシスコの病院に勤務するエリザベス.
ある日彼女が病院帰りの道で交通事故に遭ってしまう――。
一方デヴィッドは、
賃貸に出されていた家具付きのマンションを見つけ
そこに住むことにする。実はそこは、エリザベスの借りていた部屋。
魂だけのエリザベスだが
デヴィッドを追い出そうとする。だが無駄な努力。
姿が見えるのはデヴィッドだけ。
過去の記憶を失っていたエリザベスに昔の自分を思い出させようと
するデヴィッド・・・・だが。

感想  たしか、これ、全米公開時はかなり上位にランキングしていた
作品。
しかし〜〜〜。結局、未公開作品となってしまいました。
なぜ・・
やっぱり・・マーク・ラファロ ・・が地味?

気がつけば、意外とマーク・ラファロ の作品を観ている
私。主役は少ないけれど、いつもいいポジションを
しめております。

今回はリースとラファロ・・の新鮮カップル。
ロマンチック・コメディーの王道で
安心して観れる作品です。
ロマコメも・・質がいいのから・・・とんでもないものまで
ありますけれど、これはよく出来ていると
思いましたよ。
笑って・・泣いて・・ちょっと胸キュンもして
最後はハッピー♪

ストーリーはだいたい読めます。
だからこそ・・
お気楽に観ることができます。


邦題はこんな↑感じで・・・すでにネタバレ同然です・・笑。
どこかで観たこともあるようなストーリー。

シックス○○○・・みたいな・・・始まりですが、
それもご愛嬌。
ゴーストだからなんでもあり・・・です。


元気印のリースが少しも幽霊臭く
ありません。(実際には完全に死んでいないのだが・・
そこは秘密)
相当元気です。。
ラファロのほうが・・生気がないみたい・・
でもそれには・・理由があって・・


人の縁って・・こんな風につながっているのね・・。

ラファロ・・の職業が造園設計士。
素敵なお庭を観ることができます・・

リースの住んでいるマンションは屋上も付いていてなかなかお洒落。
景色も良さそうでした。


胡散臭い霊能力者と思っていた彼は
実は本物でしたね・・。いい味出しておりました。

バーでのラファロの一人演技には
爆笑。(幽霊リースはラファロにしか見えない設定・・。)

愛はすべてに打ち勝つのですよね。

仕事ばっかりの人生はやっぱりつまらない・・
恋をしましょう〜〜〜〜〜♪
そんな思いを抱かせる映画でした。


楽しいのでお勧め〜〜〜
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2007'04.16 (Mon)

恋は足手まとい   

恋は足手まとい   (2005  フランス)


UN FIL A LA PATTE


監督: ミシェル・ドヴィル
製作: ロザリンド・ドヴィル
原作: ジョルジュ・フェドー
脚本: ロザリンド・ドヴィル
撮影: ピエール=ウィリアム・グレン
プロダクションデザイン: ティエリー・ルプルスト
衣装デザイン: マデリーン・フォンテーヌ
編集: アンドレア・セドラツコヴァ
音楽: カンタン・ダマンム
 
出演: エマニュエル・ベアール ( リュセット・ゴーチエ )
シャルル・ベルリング (エドワール・ド・ボワダンギアン )
ドミニク・ブラン ( デュベルジェ男爵夫人 )
サラ・フォレスティエ ( ヴィヴィアヌ )
スタニスラス・メラール ( イリグア)
ジャック・ボナフェ
マチュー・ドゥミ
ジュリー・ドパルデュー
トム・ノヴァンブル
クレマン・シボニー
パトリック・ティムシット


原作は劇作家ジョルジュ・フェドーの戯曲。
美しい歌姫リュセットは、
一文無しのプレイボーイ、エドワールに夢中だが
彼は、お金目当てに伯爵令嬢のヴィヴィアヌとの結婚を決めており、
リュセットへ別れ話を切り出そうとしていた。
婚約式当日。
今日こそは、けりをつかなくては
と思っていたエドワールだが、
リュセットの屋敷には、彼女をねらって次々と
男たちが訪れ、なかなか言い出しにくい。
機会を失うエドワール。
そのまま・・式へと向かうのだが
なんとその式に、彼女が招待されていると知りさらに大慌てに
なる・・。


感想   いかにも・・フランス〜〜といった
恋愛コメディです。
お国柄が違えば、笑いのツボも違うということで
大笑い・・というところまでには
いかずに鑑賞しました。
楽しい映画ね・・というぐらいの
感覚でしょうか。ちょっと覚めた目で観てしまうと
きっとついていけなくなってしまうでしょうね。
(ドリフのコントぽい・・のり・・・笑)
バカだね・・君たち・・という軽い感覚で
肩の力を抜いてみることをお勧めします。
19世紀の社交界が舞台=コスチュームものですので
エレガントでしっとり・・もしくはドロドロ系の方が
本当は好みなのですが、今回は特別。
内容よりも
配役に惹かれての鑑賞でしたので
こういったジャンルでも・・OKということになっております。
満足しておりますよ・・・笑

おフランスですからね・・
驚くような行動も
さらりと・・・できてしまいます。
昼間から、エッチもしていますし、
場所問わず、そこら辺においてあるソファーで事も
さらりと済ませちゃいますね。
声も大きいし・・・・・笑

主演はエマニュエル・ベアール・
彼女のフランス映画コメディは
はじめて観たかも。ドタバタ劇もなかなか似あっておりました。
可愛らしいですね・・。
冒頭の泣き顔からしてキュートでした。
歌姫ということでしたが
歌を歌う場面はほとんどありませんでした。
本当に実力あるのか・・・不思議。

彼女にまとわりつく
男たちは色々いるのですが
彼女のお目当ては
シャルル・ベルリング 。
全然かっこよくないのが
これまた不思議・・笑

登場してくる
男たちの中では
やっぱり・・スタニスラス・メラール が一番
素敵でしょう。
でも教養はあまりなさそうなキャラのようです。
フランス語の韻を踏んだ会話をベアールとするのですが
ほとんど言葉に関して
御付きに尋ねる始末でしたからね・・。(字幕ではこの会話の
楽しみ方がイマイチよくわかりませんでした・・)
でも見た目のよさ・・から、
無知でもいいや・・と思わせてしまうところがありました。

シャルル・ベルリングの結婚相手の
女性は若くてとても美人でしたよ。
なんで。。こんなおじさんと結婚しようと
思うのかこれも不思議。


一幕、二幕、三幕という具合に
舞台は変わっていきますが
出演者はほぼ同じ面々。

最後にオチも用意されています。


意外なカップルの
誕生も
紹介されていて・・・
おもわず、ニマリとする展開と
なっておりました。

めでたし・・めでたし・・ということで
後には何も残りません・・・笑


でも小道具や
衣装などがさすがに凝っていて目の保養となること
間違いなしです。

バラの花束の中から
カルティエが出てきたり、

拳銃が扇に化けたり
なかなか
面白かったです。

息がくさい・・男なんて、ギャグもあったけれど、
笑っていいものかどうか
こういうところ・・迷うのですよね・・。


スタニスラス・メラールは前回の「イザベル・アジャーニの惑い」の
ときは、魅力が落ちたわ・・なんて
自分の感想に書いていたのですが
今回は渋みを感じて(きらめく美青年という感じはもはやなくなっていたけど・・)やっぱり・・・いいじゃない?と思いなおした次第です。
ころころ変わるな・・自分・・笑
でもやはり・・・彼は「ドライ・クリーニング」
シャルル・ベルリングとスタニスラス・メラールと聞くと
「ドライ・クリーニング」ですものね。
あれは面白かったですね・・しみじみ。
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2007'02.19 (Mon)

キリング・ミー・ソフトリー

キリング・ミー・ソフトリー   (2001  アメリカ)

KILLING ME SOFTLY


監督: チェン・カイコー
製作: リンダ・マイルズ
マイケル・チニック
ジョー・メジャック
製作総指揮: アイヴァン・ライトマン
ダニエル・ゴールドバーグ
原作: ニッキ・フレンチ (角川書店刊『優しく殺して』)
脚本: カラ・リンドストロム
撮影: マイケル・コールター
プロダクションデザイン: ジェマ・ジャクソン
 
出演: ヘザー・グレアム ( アリス )
ジョセフ・ファインズ ( アダム )
ナターシャ・マケルホーン ( デボラ )
イアン・ハート ( ダニエル )
キカ・マーカム



ロンドン。
アリス(へザー・グラハム)は、アメリカ人。
彼女はキャリアウーマン。仕事は順調。恋人とも同棲し
幸せな生活を送っていた。
ある朝アリスは出勤途中の交差点で
ある男と出会う。
気になった彼女は男が消えた本屋を覗き、
彼と再会。そのまま・・タクシーに乗り込み
関係を結ぶ。
彼に嵌ってしまったアリスは恋人とも別れ
すぐさま結婚へといきつくのだが、
彼には秘密が沢山あったのだ・・。



感想   深夜放送枠で観ました。
色々噂は聞いていたので、流してもよかったのですが
いい機会なので一度はこの目で観ておこうかと・・笑。

普通にお家で楽しむにはいいかもと思える出来でしたね。
映画館でお金まで払ってみなくてもいいかな・・って
感じでしょうか。
でも主演2人のファンならOKかも。ヘザー・グレアムは
惜しげもなくそのカラダみせてくれますし、
ジョセフ・ファインズも怪しい魅力プンプンでしたからね。

官能映画としてみれば、
ちょこちょこエッチっぽい描写があったので
楽しめると思いますが(私はイマイチだったけれど・・
もっと凄いかと思っていたし・・・)
サスペンスとしては凡庸。

珍しく私でも犯人が途中でよめました。

いや〜〜〜当たってよかった。
誰でも・・わかるって?
そうかも・・。

しかし・・・信号待ちしていて
目と目があった程度で
関係結んでしまうとは凄い・・・テクニックです。
ジョセフ〜〜〜熱視線攻撃です。


あ・・レイフの弟でしたね。

でも、濃い・濃い・・・なあ・・・。


とにかく、出会ってから関係結ぶまでが
早い・・早い・・。
ヘザーと付き合っている恋人と
ジョセフって明らかに
タイプが違いますよね。
やっぱり、ヘザー、ジョセフのあの迫り方に
参ったのかな。
カラダ・・かな・・・。
でもあまりにも動物的で
ちょっと恐くない?
いかにも・・・危ない臭いが漂っているではないですか。
すぐに慣れ親しんでいる恋人を捨てて新しい男に
走ってしまうヘザーの気がしれません。
仕事はできるかどうかわからないけれど、
どうもこの時点では愚かな女にしか見えませんね。


やがて、
結婚してから、脅迫めいたファックスが届きます。
アダムはレイプ魔だと・・



疑いますね・・・笑
だって、日常の迫り方も、過激で濃厚ですし、
いかにも、何か隠していそうなまなざしじゃあないですか。
目が純粋じゃないよ・・・笑


ヘザーは夫の本当の姿ってどうなの?
と疑問を感じ、夫の過去を探り始めるのです。


犯人側の
屈折した心の部分が
皆無だったので、面白みにかけました。
ただ、言葉で、動機を語られても
そうなの〜〜〜と思うしかないしね。


山男という設定も
どういう意味があるのかわからなかったです。

これは最後のシーンに結びついているのでしょうか。
やはり山男は危険?
それじゃあ・・あまりにも可哀想ですよね。

監督・チェン・カイコーなのね。
驚いた〜〜〜★


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09:20  |  映画(カ行)  |  TB(0)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

2007'02.07 (Wed)

隠された記憶

隠された記憶  (2005  フランス・オーストラリア・ドイツ
               イタリア)
CACHE
HIDDEN


監督: ミヒャエル・ハネケ
製作: ファイト・ハイドゥシュカ
製作総指揮: マルガレート・メネゴス
ミヒャエル・カッツ
脚本: ミヒャエル・ハネケ
撮影: クリスチャン・ベルジェ
プロダクションデザイン: エマニュエル・ド・ショヴィニ
クリストフ・カンター
衣装デザイン: リジー・クリストル
編集: ミシェル・ハドゥスー
ナディン・ミュズ
 
出演: ダニエル・オートゥイユ ( ジョルジュ)
ジュリエット・ビノシュ (アン )
モーリス・ベニシュー (マジッド )
アニー・ジラルド (ジョルジュの母 )
ベルナール・ル・コク ( ジョルジュの上司 )
ワリッド・アフキ (マジッドの息子)
レスター・マクドンスキ ( ピエロ )
ダニエル・デュヴァル ( ピエール )
ナタリー・リシャール ( マチルド )
ドゥニ・ポダリデス
カロリーヌ・バエル

テレビ局の人気キャスター、ジョルジュは
妻アンと息子のピエロと幸せな日々を送っていた。
ある日、彼のもとに送り主不明のビデオテープが届く。
ジョルジュの家をただ監視するかのような映像。
さらに、絵や電話など、生活を脅かすような
行動・・・。犯人は?目的は?
そんな中、ジョルジュは、少年時代のある記憶を思い出していた。
犯人は彼ではないか・・。



感想   「ファニーゲーム」「ピアニスト」のミヒャエル・ハネケ監督のサスペンス・ドラマ。
面白かったです。
ファニーゲームがあまりにも気分が悪かった作品だったので
今回、それ以上だったらどうしようと思いましたが
気分は悪くなかったので一安心・・笑
でも謎が謎を呼ぶ展開で、
今回も、他の作品とは一線を引いた彼らしい作風だったと
思います。

わかりやすい映画ではないので、
すっきりしたい人にはお勧めできないものだと思います。
モンモンとしますもの。
正直、私もよくわからないところ多かったです・・・・笑
最近、事の成り行きを丁寧に説明してくれる作品は多いし、
犯人も、しっかり登場して、納得できる結果を用意してくれますからね。見慣れてしまっていると、余計、この手の作品が
何?何?っていうことになるのだと思います。


私は、はなから、犯人探しは放棄してしまいましたよ。
そういう映画じゃないような気がしていましたし、
たぶん、私の頭では到達できないかもしれないと
思っていました・・笑
メッセージ性を感じ取ればいいのかな・・なんて
その段階で満足してしまいました。
監督のインタビューも観ましたけれど、
真相に結びつくような明確なものは答えていなかったように
思います。
観る人が解釈、感じてほしいと・・。
久しぶりの、課題ありの・・映画ですね。
謎については詳細に述べているブログの方もいらっしゃるので
すでにそちらを参考にしています。
なるほど〜な・・という意見が多く、
それも面白かったです。


人間の罪をどのようにして描くか・・。

監督は↑こうおっしゃっておりました。

自分が犯した罪といっても、罪という意識を抱かなければ
それはただの思い出=記憶でしかありません。
自分が相手を傷つけていたかどうかなんて・・・
そんなこと覚えていないでしょ・・。
与えられた人の心の傷のほうが断然、大きいに決まっています。


だから、こういったビデオ事件がなければ、
社会的な地位もあり、ハイソな生活をしているジョルジュが
アルジェリア人のマジッドに偶然出合ったとしても
何も思い出すことはなかったでしょう。
でもマジッドは違います。
テレビで偶然映っていた彼=ジョルジュを観て
彼と気づき、わけもなく、吐きたくなったというのですからね。

マジッドについての幼少時の記憶は
オトナの今になっても、大きな傷として残っているのです。
反対に、ジョルジュの記憶は、奥底に眠ってしまっている・・
彼の人生において、大した記憶ではないからなのでしょう。


これはなんだかいじめの図式と似ているような・・
そんなこと考えてしまいました。


後進国と先進国の違い。
人種差別。

深いテーマ、いえ、見方を変えれば、私たち身近でも、通用する
ことですよね。見下した態度、傲慢さ・・
格差社会が助長されつつある日本でも、考えなくてはいけないことかも。


ところで、今回まったくの予備知識なしだったもので
冒頭から、戸惑ってしまいましたよ。
テレビが壊れているのかと思いましたもの。
音声がなかなかでてこなくて・・・・笑
また、音楽が一切使われていませんでしたので、
並々ならぬ緊張感・・・笑
もう・・疲れました。
驚くようなシーンがいくつかあるというのも
あとから知ったのですが
思い起こせば・・・なるほど。(私、意外とシレ〜〜として
観てしまう方・・・)
確かにマジッドに関しては、う〜〜ん、驚くといえば
驚きますが、あまりにも早かったので・・
なんだ!!・・なんだ!!という反応で、声だして驚くほどでも
なかったです。でもちょっと寒い思いがしました・・・笑
それよりも
最初の方に出てくる・・
仲間内での会話シーン。70歳くらいの老女が語ったという
犬の話・・。あれが一番驚きましたね。
余興で使えないでしょうか・・・笑


ワ〜〜〜〜ン♪

ところで
ファニーゲームのリメイク、
マイケル・ピットが出演とか。
彼だったら家に招き入れちゃうかもな・・・。
危ない・・。



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