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2008'06.16 (Mon)

年下の男の子    著  五十嵐貴久

年下の男の子     著  五十嵐貴久



マンションを購入したばかりの37歳の独身OL川村晶子。
取引先の23歳の新米会社員、児島達郎。
年齢差14歳の2人。
2人の出会いから恋の始まり・・その行方は


感想   面白かった〜〜楽しかった!!
久々の五十嵐さんの作品。
テンポのよさと、後味の良さが抜群です。
映画で言えば、ラブコメ的なお話です。
パパ・ムスでも感じましたが、女性の心理がとてもリアルで
よくここまで・・・・と思うこともしばしば。
これ、ドラマにしたら、相当面白いかも。
ちょっと主役2人以外の、脇の人物の個性が乏しい気がしたけれど・・
主役2人に絡んで、ぐちゃぐちゃ、複雑になっても良かったかななどと
やっかみ半分で感じてしまいました。

それにしても、37歳の川村さんがそんなにもてるのは何故よ・・・・笑
あ〜〜〜、正直うらやましい・・・・☆
川村さんの友人たちが突っ込む気もちもわかります。
あやかりたいよ・・・・。

お相手の児島君は体育会系の好男子。
ストレートで、突っ走りぎみなところはあるけれど、それは若さの証。
あんなにまっすぐに迫ってこられたら
絶対年上女は揺れると思いますね・・・。

同時に川村さんの不安な気持もよくわかります。
当然ですよね。傷つくのが怖いというのは、女性なら当然な思い。


若い子(職場のピチピチな女の子)に猛烈アタックされても
けっして、気持が揺れることなかった児島君。
私の中でさらに株をあげましたね。
川村さん一筋なんだよね。
新米社員だけど、結構仕事も出来る彼。
あげくに、まめに連絡もくれて・そのうえ、女性、いや
川村さんにだけ優しいわけなんですよ。
体力に自信があるから、引越しの手伝いにも大いに役立つし。
飲み食いのお店もとにかく知っていて、さらに食べっぷりもいい・・。

出来すぎじゃない?若造にしては。。。と思ってしまう。。。。。
でもいいかな。。。夢見たいし。

好きだ好きだと・・・、あれだけまっすぐに迫って来られると
受け止める女性も、嬉しい反面
迷いも大きくなりますよね。

人生色々見聞きしている川村さんだからこそ、
先のことを色々考えてしまうところがあったんじゃないかな・・・。
いつまでも、熱い思いは持続しないってこと・・
でもマイナス面ばかり追っていてもしょうがない・・。

今一番、必要なもの・大切なものはなにか。
幸せの意味って何?

川村さんは気付くのですよね。
幸せは・・・大切な人が傍にいてこそ、作れるものだって。


ラストの展開ってなかなかうまい感じですよね。
正直、このまま、違う方向にいってしまったらどうしようと
思っていました。
ページ数も残りわずかで、どうまとめるのよ・・・って。
これで児島君とさよならだったら、
不満タラタラでしたもの。


きっかけになった部長は気の毒な気がしましたけど。
(でも部長にもなんらかの落ち度があったから、奥さん、浮気しちゃったんじゃないの。
完璧な人じゃあなかったと思うよ。表面だけじゃあ人ってわからないもの)

この年齢差の2人の恋の障害って
物理的なよりも
川村さんの意識の問題の方が大きかったんですね。

だから、ああいうラストは納得できました。
これからは、女性側が物事の展開を握っていってもいい時代かも。



仕事→飲み会&食事会というパターンが結構多い作品で
自分のOL時代を思い出して懐かしかったです。
それにしてもクリスマスのデートは豪華だったな〜〜☆

年下の男の子
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2007'01.31 (Wed)

パパとムスメの七日間  著  五十嵐貴久

パパとムスメの七日間  著  五十嵐貴久


女子高生・小梅16歳と、
サラリーマンのパパ47歳がある日、突然
入れ替わってしまった!!


感想  楽しい作品でした。コメディタッチで肩の凝らない作品。
題名どおり、パパとムスメの人格が入れ替わってしまった
という内容。まあ・・他の作品でもよくみかけるので
珍しい設定ではないのですけれど、
今時の女子高生の姿などに
自分の子どもの将来の姿なんぞを思い浮かべて
面白く読めました。

中でも興味深かったのが小梅と
小梅の好きな先輩との初デート。もちろん、小梅は見かけは
女子高生だけれど、人格はパパなのだから、すったもんだが
あるわけ。
パパとしては複雑だろうな・・・笑。
2人がみた映画は、なんと、ルキノーヴィスコンティですよ。
ルードウィヒ 神々の黄昏
と地獄に堕ちた勇者ども・・
渋い・・・・笑
先輩・・・考えすぎ・・笑
でも精一杯考え抜いたのよね。微笑ましい。

お風呂での着替え場面や会社の様子
メール速さの違いなど、うんうん!!とうなずいてしまうこと
多かったです。
年頃のムスメをもつお父さんにも是非読んでもらいたいな。

最後は意外な人物が原因で
元に戻るのですが・・
これにはビックリ・・。
デビュー作を思い起こしてしまう展開でした。
かなり・・・強引な結末ですが
これくらい派手な方が楽しいです。

だからといって、ムスメとパパが急に仲良くなるとは
限らない。
そんな、綺麗な形にまとめないところも
好感もてました・・。

突っ込みはいれずに、気楽に読みましょう。


ちなみに映画ではフォーチュン・クッキーがお勧め。


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14:48  |  五十嵐貴久  |  TB(1)  |  CM(4)  |  EDIT  |  Top↑

2007'01.29 (Mon)

リカ    著  五十嵐貴久

リカ    著  五十嵐貴久


本間は印刷会社に勤めるサラリーマン。
娘と妻がいて家庭生活は順調だ。
しかし、偶然知ったインターネットの出会い系サイトに
嵌り、「リカ」という女性と知り合うことになる。
メールの雰囲気がとっても良かったリカ。
とうとう、携帯電話の番号を教えて、お互いをもっと知ろうとする。
すると、「リカ」は豹変する。
度重なる電話。いっぱいの留守番メッセージ・・
そして彼女は本間を待ち伏せしていてその正体を現す。
恐ろしくなった本間は探偵を雇うのだが・・。



感想  第二回ホラーサスペンス大賞受賞。
「黒髪の沼」というタイトルだったのを加筆して、
「リカ」という題名に変更。
この題名の方がいいですよね。
そそられます。
でも同じ名前ならば、この本を読んだ後複雑な気持ちがしますよね。


映画でいえば「危険な情事」。
ちょっとした浮気心が取り返しのつかないことに
なってしまうということ。
チャトの裏も理解できて
とっても面白かったです。日常に潜む闇というものが
伝わってきますね。
追いつめられていく本間の心境が手に取るようにわかり
先が知りたくてしょうがありませんでした。
リアルなのですよね。
自業自得と思ってはみても、
同情もしたくなってしまいます。

出会い系サイト・・・・気をつけましょう。
甘い誘いに危険な罠。

リカの容貌が凄かったですね。実際まともに見ることできないわ。
臭いってどんな感じなの・・・笑?
想像するのは嫌だけれど、非常に気になります。


声だけが可愛いっていのも不気味だよね。


後半は
非現実的。
でもバラバラという殺人形態も今ではありえないことでも
ない時代ですからね。
ターミネーターのように何度も這い上がってくるリカ。
わ〜〜〜〜気持ち悪い。

単行本では書かれていない追加エピローグが文庫には
収録されていると聞いたのですが
どんな感じなのでしょう。

知りたいようなもうかかわりたくないような・・・笑

ワクワクしながら、読める作品でした。
非常に面白かった!!



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14:51  |  五十嵐貴久  |  TB(0)  |  CM(0)  |  EDIT  |  Top↑
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