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情報処理技術者試験☆合格への道

ライフワークとしての資格取得ブログ presented by Pman

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2009読書録『会社に人生を預けるな』

 アマゾンでは賛否両論。私はどちらかと言えば「否」のほう。

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)
(2009/03/17)
勝間和代

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 著者の主張はそれなりに筋が通っているし、的を得ている部分は多いと思う。私の場合、システムエンジニアと名乗れば何とか格好はつくが、所詮は会社に雇われているサラリーマンなので、人生をほぼ会社に預けていると言っていい。もし会社が潰れたら、その先まともに生きていけないかもしれない。本書に何度も出てくるリスクという言葉は、いろいろな意味を含んでいるようで曖昧さを感じるけれども、リスクを取るかリスクを避けるか、その判断能力が大切であることは確かである。
 しかし、もしも終身雇用制がこの日本から消えていったとしたら、本当にこの国は再生できるのだろうか。そして国民は幸せになれるのだろうか。答えはノーだと思う。私の所属する会社では、気がつくと何十年も勤務している人がまわりにちらほらいる。数年前まで同じプロジェクトの一員だったが、今年で定年退職になった人もいる。数々の修羅場を乗り越えてきたプロであり、その熟練の知見によって助けられた社員は私だけではなかろう。こうした現状を見ていると、長く働ける環境にあるほうが、結局は会社にとっても個人にとってもメリットが多いのではないか。

2009読書録『悩む力』

 大変読みやすい上、含蓄のある本だと思う。

悩む力 (集英社新書 444C)悩む力 (集英社新書 444C)
(2008/05/16)
姜 尚中

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 書店に行くと数限りない本があって、これは面白そうだ、読んでみたい、と思う本がいくらでも存在する。山積みされている新刊などは、そのタイトルだけ見ても興味をそそられるものが多い。これほど大量の本が次々に出てくると、どれを選べばいいのか分からなくなる。と言うのも、読書のできる時間は限られているので、期待はずれにしたくないという思いが先に立ってしまうのである。こういった場合、多くの人に読まれていて評価の高い本、というのがやはり無難な選択ということになる。
 さて、この『悩む力』である。帯に刷られている"75万部突破!"の文字に注目したのも確かだが、著者の生い立ちを織り交ぜた、語りかけるような書きっぷりに引き込まれてしまい、購入した。そして、まさに"一気読み"してしまった。あまりに早く読み終わったので、これなら本屋で立ち読みを何回かすればタダ読みできたのでは・・などと不埒なことを考えてもみたが、本とはそういうものではない。所有することに意味があるのだと思う。
 著者はすでに還暦に近い年齢になりながらも、これからまだ、たくさんやりたいことがあると、最後の章で語っている。その夢というのが、ちっぽけなものではなく、意外と思うくらい大きな夢だ。この最終章に、何か大きな力をもらった気がした。
 老いて「最強」たれ

2009読書録『金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉』

 未曾有の金融危機に陥ったいきさつが手に取るようにわかる本。

金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)金融大崩壊―「アメリカ金融帝国」の終焉 (生活人新書)
(2008/12)
水野 和夫

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 先日行われたG20のサミットをきっかけとして、少しは前向きな金融情勢になってきた雰囲気もあるが、依然として厳しい状況であることに変わりはない。そもそも、なぜこんな状況になってしまったのか。このことをまず正しく検証しなければ、世界規模の不況から脱することは難しいだろう。サブプライム問題、リーマン・ショックなど直接的な要因をはじめ、あらゆる角度から丹念に分析された本書は、私のような経済の素人にも理解しやすい内容になっている(後半はやや難しい用語も出てくるが)。
 日本のIT業界にもグローバリズムの波が押し寄せてきている。ITというのは金融とよく似ており、実体が無い、あるいは見えにくい。しかも最近では、IT無くして金融無しと言えるほどこれらは密接に関わっている。実体の見えにくいものが融合すると、よく見えるようになるかと言えば決してそんなことはないのだが、金融に関する情報は常に吸収していく姿勢が必要ではないかと思う。

2009読書録『スローライフ―緩急自在のすすめ』

 ゆっくり、のんびり、マイペースでいきたい人へ。

スローライフ―緩急自在のすすめ (岩波新書)スローライフ―緩急自在のすすめ (岩波新書)
(2006/04)
筑紫 哲也

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 不況だ不景気だと世知辛い世の中であっても、我々が安心して暮らすための拠り所があれば何とかやっていける。そうしたことを教えてくれたのがこの本である。スローライフもいいが、私はむしろ副題にある「緩急自在」のほうが印象に残った。なぜなら、人が生活していくスピードはいつも一定ではなく、ゆっくりのときと速いときがあり、そのペースを自分でうまく切り換えて調節することが大切だと思うからである。緩急は、1年にも、1ヵ月にも、1日の中にもあるし、また、長い人生の間にもある。
 ニュースキャスターとして活躍した著者は、ITが社会の発展に大きく寄与したことを認めながらも、それで人は幸せになれるのかと問うている。決してITに対する否定的な問いかけではなく、ITというのは一体何のためにあるべきかという根幹に斬り込んでいるのである。この初めの1章を読むだけでも、スローライフの意味するところが伝わってくる。
 昨年お亡くなりになった著者のメッセージを、心の拠り所としたい。

2009読書録『脳が冴える15の習慣』

 まだ読んでいる途中だが、良い本なので紹介しておく。

脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)
(2006/11)
築山 節

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 ここ数年の間、脳に関する本をよく見かける。書店に並んでいるのを見ると、どれも一度は読んでみたくなるようなタイトルだ。けれども、それらを手に取ってパラパラとやると、内容的にはたいした事が書かれていない感じがして、購入することはめったに無い。仮に買って読んだとしても、あまり自分のためにならない気がしてしまう。
 しかし、この本はひと味ちがった。目次の項目とその配列に惹き付けるものがあり、習慣と称する事の1つ1つが説得力を持っているのである。脳というと難しく考えがちだが、この本は非常にわかりやすく書かれており、老若男女あらゆる方にとって人生のバイブルになりうるのではないかと思う。たとえば任天堂DSなどによる脳トレもけっこうだが、そういう特別な事をしなくても、もっと基本的な生活習慣のなかで脳を鍛えることの大切さを知った。

受験勉強は梅の木?クスノキ?

2009年2月15日付け朝日新聞【天声人語】から引用
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 2月の異名を「梅つ月」とも「梅見月」ともいう。梅は寒さの極まる季節に、百花にさきがけて花をつける。寒さにへこたれずにつぼみを膨らませていく強さに、作家の藤沢周平は「どこか人を励ますところがある」と見てとった。(中略)

 今が盛りの受験との縁も、切っても切れない。学問の神様といえば菅原道真。その天神様の、梅はシンボルでもある。寒さに負けぬりりしさは受験生を励ますが、「梅の木学問」なる戒めもあるから心構えが肝心だ。

 梅の木は成長は速いが大木にはならない。転じて、小器用に身につけた大成しない学問のことを言う。江戸の昔からある言葉だが、受験勉強を暗示しているようなのは皮肉である。

 その逆を「楠(クスノキ)学問」という。去年の朗報だったノーベル賞諸氏はこちらだろう。梅の花に願をかけ、合格したら「桜咲く」では梅に申し訳ない気もするが、若い世代に将来の楠の多からんことを願う。
--------------------

 2月といえば、大学受験のため故郷から上京してきた頃を思い出す。もう20年余りも昔のことであるが、一人で出てきて過ごしたあの数日間は今でも印象に残っている。故郷では寒さの厳しい季節に、東京のあたたかさは私の緊張を解きほぐしてくれた。
 梅の木学問とはたいへん耳の痛いお言葉である。高校入試、大学入試、就職試験、資格試験など、そういう勉強には精を出してきたが、目標を達成してしまえば終わりという意識があったと思う。受験勉強が無駄ということではなく、そこで学んだことを利用したり、さらに深く掘り下げて勉強したりと、発展していかなければ意味がない。コンピューターを扱う場合でも、コマンドをたくさん知っていれば便利だろうが、コマンドを投入した時に機械の中で行われる仕組みを知っていれば、より良い仕事ができる。
 本質を探究していくことの大切を改めて感じた。

アンケートをバージョンアップ

 春期試験の締切が近づいてきた。試験センターHPで以下の告知あり。

  ※受験申込みは2/18(水)20時締切です
   (但し、以下の区分は2/19(木)20時締切)
  ・ITパスポート試験
  ・基本情報技術者試験
  ・初級システムアドミニストレータ試験


 さて今回の試験であるが、私は結局、受けないことにした。その主な理由は
 (1) どうしても受けたいと思う試験区分がない
 (2) 仮に申し込んだとしても十分な準備ができそうにない
の2点である。
 受けるとしたら情報セキュリティと考えていたが、自分の思い描いている道から外れているような気がするので、今は仕事に専念しよう・・そう考えている。

 新試験制度の開始にあたり、以前このブログの左サイドに貼り付けていたアンケートを一新した。既に勉強を始めている方もいるだろう。これから始めようという方もいるだろう。「あなたの目標」に一票を投じてほしい。
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このブログについて

 カテゴリーごとの簡単な説明をしておく。

情報処理試験全般 : 全試験区分に共通した記事、最新情報など
必勝!ノウハウ集 : 直前アドバイス、勉強法など
厳選!午前問題  : 一問一答形式の過去問題集
論文特別講座   : 論文試験に関するオリジナル対策集(保存版)
AN午後1     : AN過去問題の整理
システムアナリスト : AN対策の軌跡(3回とも不合格)
システム監査技術者 : AU対策の軌跡(2回目で合格)
プロジェクトマネージャ : PM対策の軌跡(4回目で合格)
システム管理      : SM対策の軌跡(3回目で合格)
合格体験記    : AU、PM、SMの体験記(血と汗の結晶)
合格時の再現論文 : AU、PM、SM論文(本番はもっと支離滅裂)
合格後の私の姿  : 実務の視点から考察した受験効果
システム監査基準 : 監査基準と管理基準のまとめ
スキル基準(AN)  : JITECスキル標準(AN)のまとめ
スキル基準(PM)  : JITECスキル標準(PM)のまとめ
スキル基準(SM)  : JITECスキル標準(SM)のまとめ
注目記事@ニュース : 世の中のニュース等に対するコメント
ブログ全般    : このブログに関する記事など
日記帳      : 徒然なるままに書き記した心境など
読書       : 印象に残った本の紹介

今年の振り返り/来年に向けて

 2008年も残りわずかとなった。今年を振り返るとともに、来たる2009年に向けたコメントを書いておこう。

●今年の振り返り

 仕事の面では、春から夏にかけて非常に忙しく、秋から冬にかけては穏やかだった。これは、昨年から手がけていた開発の仕事が、秋口あたりにほぼ終結となったからである。忙しいといっても休みはきちんと取れていたので、おそらくこの10年間のうちでは最もラクな年だったのではないか。IT業界は忙しくて大変というイメージが世間に浸透しているとも聞くが、私自身、この業界で働く身として、特別に大変というふうには考えていない。世の中にはもっと大変な仕事がいくらでもあると思うのだ。要はその大変さを自分なりに享受できるかどうか、なのだろうけれど。
 今年は比較的ラクだと思った理由は、仕事の内容や性質ばかりではなく、自分自身も変わってきたせいもあるだろう。スキルが特にアップしたとは思っていないが、何というか、余裕が出てきた気がする。ただがむしゃらに突き進むのでなく、ひと呼吸おいてから取り組むというスタイルに変わってきた。システム開発の仕事は、単純な面と複雑な面があって、どれに対しても同じようにパワーを使うべきではない。まず、単純で容易な部分はどこか、複雑で難解な部分はどこか。そういう切り分けをしなければならない。そして、どこに多くのパワーを注ぐべきかを見通してから、作業にとりかかる。この原則を守れば、かなりの確率で失敗を防ぐことができる。こうした基本動作が、今年はできていたと思う。
 試験については、結局、システムアナリストの壁を破ることができず、精彩を欠いた。ダメだった原因は、時間を計って解くなど実戦的な勉強が足りなかったことと、本番で焦ってしまったことにある。恥ずかしいことに、午後1は途中からまったく問題が読めなくなっていた。目で字面を追っているだけで、頭に入っていないのだ。終わった時、言いようのない気持ちになり、午後2を棄権しようかとさえ思った。これだったら、わざわざ時間を割いて勉強したり準備論文を書いたりしなければよかったとも思った。そんな時間があるなら、もっとほかのことに使えばよかったと激しく後悔した。
 今年で情報処理試験は1つの節目を迎え、来年度から新しい制度に変わる。新しいことには多くの人が関心を示すものだが、はっきり言って、私自身はそれほどの関心が無い。なぜなら、既にいくつかの試験区分に受かっていることもあるが、一番大きな理由は、試験そのものに価値を見いだせなくなってきたことにある。これは今秋の合格を逃した負け惜しみではなく、もっとほかにやることがあるだろう!と、もう一人の私が叫んでいる気がしてしょうがないのだ。この気持ちは、ずっと以前からあった。

●来年に向けて

 ここのところ派遣切りが社会問題化するなど、雇用状態が著しく悪化している。こうした未曾有の危機にあって、来年はどのように振る舞えばいいのか。私は幸いにも正社員という立場にあるが、まったく安心はできない。リストラが正社員にも及んでいる会社もあるからだ。また、IT業界は、他の業界よりも半年くらい遅れて不景気の波が来るという説もある。それに、来年はグローバル化が益々進み、外国への発注や委託により国内の産業は空洞化し、日本はエンジニアの仕事が減っていくかもしれない。仕事がラクなどと言っていられない。深刻な問題と受け止めたほうがいいだろう。
 こうした状況だからというわけでもないのだが、何十年かぶりに、英語を勉強しようと考えている。具体的には、TOEICを受験し、一定のレベルまで達することを目標にしたい。TOEICは合否ではなくスコアによる評価なので、実力の程度がはっきりと分かるところがいい。社会人になってから英語は勉強らしいことを何もしていないので、どのくらい覚えているか想像もできないが、とにかくチャレンジしてみよう。これからの時代は、中国やインドとの共通語になる英語でメールのやりとりをしたり、外国の文献を読んだりする機会があるかもしれない。
 情報処理試験については、セキュリティは取得したいと思うので、春か秋に受けるつもりではいる。けれども、上述したように、今、この試験に対する私のモチベーションは低い。ブログへの書き込みは続けていきたいが、更新の頻度がどうなるか予想できない。いっそのことTOEICに関する記事もアップし「ITエンジニアによる英語のお勉強」の方向性もおもしろい。
 いろいろな意味で、激動の2009年になりそうだ。

平成20年度秋期試験の結果

北風吹いてサクラ散る

成績照会は次の通り。
-----------------------------------------------------
受験番号 AN*** - **** の方は,不合格です。
午前試験のスコアは,675 点です。
午後I試験のスコアは,450 点です。
午後II試験の採点結果はありません。
-----------------------------------------------------

惨敗だった。

午後1は集中的にやったつもりだったが、今思えば、
やり方がまずかったようだ。
多くの時間をかけてたくさん問題を解けばいいという
ものではないのだろう。

さて、来年のITストラテジストにいくか、ほかの道へいくか・・。

来年の構想

 来春の試験については、そろそろ実施要項などが正式に発表されると思うが、それに先立って、試験センターHP新試験制度のページ http://www.jitec.jp/1_00topic/topic_20080422_shinshiken.html をざっと見た。新しい制度に関しては、すでに以前から公表されているものの、最近、何となく話題が乏しい気がする。ITパスポート試験はおそらく来年の目玉商品として売り出すのだろうけれど、その他の試験については今ひとつパッとしない印象がある。それは、ITパスポートを前面に出していて他が目立たないからなのか、やはり試験制度そのものが限界にきているからなのか、分からない。いずれにしても、個人がそんなことを考えてもあまり意味がないと思うので、制度云々の話はとりあえず止めておこう。
 で、私の今後について考えてみた。まだ仮置きであるが、次のような構想を持っている。

 平成21年 春 → 情報セキュリティスペシャリスト
 平成21年 秋 → 情報セキュリティスペシャリスト または ITストラテジスト

 具体的な対策はこれからとなるが、追々やっていきたい。
 きょうは久しぶりのブログ更新。たまには書き込まないと、さびれてしまうので。

受験速報

 結論から言うと「3度目の正直」は難しそうだ。
その根拠は、
(1) 午後1で息切れ。問題文が頭に入ってこなかった。
(2) 午後1は問題の選択を誤ったかもしれない。(問2、3、4を選択)
(3) たとえ午後1通過でも、午後2で沈没。(問1を選択)

 自分はアナリストに向いていないのだろうか。
 ダメージというほどではないが、気持ちが萎えてしまった。
 もうそろそろ、このへんが限界かな・・

 受験に行ってきた皆さん、お疲れさま。

試験直前アドバイス第五弾

 秋の試験が近づいてきたので、恒例イベントを実施する。さすがに5回目ともなるとネタが無くなってきたが、第四弾までで言い足りなかったこと、これだけは言っておきたいことをぶちまけたい。

 難易度を決めつけない

 この試験の難易度については、いろいろな見方があり、やさしいとか難しいとかそういう単純な言葉では表現できない。ただ言えるのは、自分の中で勝手に難易度を決めてしまわないことだ。そういう先入観を捨て、自信と謙虚さをもって取り組むことが大切である。

 自分の書いた文字を見よ

 直前になると、復習のつもりでもう一度テキストを読んだりする人が多いだろう。それもいいが、ノートに書いて勉強した人は、是非ノートを見てほしい。試験は手書きなので、自分の書いた文字を見ることにより、本番のときに解答する様子をイメージできるからである。

 直前対策は「鳥の目」で

 試験が近づいてきたら、自分の弱い所を徹底的に見ておくことも必要だが、それだけでは不十分である。むしろ、自信のある所こそ、念には念を入れ確認しておくほうがいい場合もある。細かく突っ込んで見る虫の目に加えて、まんべんなく全体を俯瞰する鳥の目で見ていくといい。

 本番と同じ時間で解く

 午前にしても午後にしても、本番の試験と同じ制限時間で問題を解いてみる。これをまだ一度もやっていない人は、是非やってほしい。どのくらいのペースで読んで書けばいいのかが体感的に分かる。こうした実戦レベルの練習は、試験前日でも十分な効果があると思われる。

 隣人は戦友である

 当日、会場にはいって気になるのが、自分の席の隣に人が座るかということ。隣にいるとやりにくいと思うのはお互い様である。そうなったら、負けないぞと意気込むよりも、共に戦い、共に合格めざして頑張ろう、と思ったほうがいい。隣人は、ライバルでなく戦友なのである。

 試験を楽しもう

 せっかくの日曜日なのだし、試験そのものを楽しんでみてはどうか。遊び気分で受けろというのではなく、トライアスロンのようなレースに参加するつもりで、ペース配分を考えてゴールを目指すのだ。無事にゴールまで辿り着けたら、自分に何かご褒美を与えることにしよう。

 【過去の記事】こちらも参考に。
  試験直前!決意&アドバイス
  試験直前アドバイス第二弾
  試験直前アドバイス第三弾
  試験直前アドバイス第四弾

 では健闘を祈る!最後の1秒まで食らいつけ!

アナリスト対策本は一長一短

 対策の途中であるが、じっくりと比べてみよう。

書籍名:情報処理教科書 システムアナリスト 2007年度版
出版社:翔泳社

【午前】
    なし。この本は午後問題のみ。
【午後1】
  ○:最近の問題は一通り揃っている。2008年版なら昨年分もある。
  △:試験センターの解答と異なる解答例がある。
    ただし参考になるので、割り切って使えばいいかも。
  ×:解説の「要点の整理」はほとんど役に立たない。
【午後2】
  ○:ANスキル標準に準拠し、体系的な知識の整理ができる。
  ○:問題数は十分。解答例(サンプル論文)は部分的には参考になる。
  ×:論文の解説はやや不親切な面がある。

書籍名:2008 システムアナリスト予想問題集
出版社:アイテック

【午前】
  ○:解説は詳しく書かれている。
  ×:問題が古い。別途、最近の問題をやる必要あり。
【午後1】
  ○:オリジナル問題が多くバラエティーに富んでいる。解説は秀逸。
  △:全体的に問題が古い。
    ただしシスアナの場合、昔の問題でもやって損はないだろう。
【午後2】
  ○:問題数は十分で、解説も詳しい。
  ×:解答例(サンプル論文)は載っていない。

 『情報処理教科書』は最初にパラパラめくってみた感じは良かったのだが、読んでみると欠点が目立った。翔泳社のこのシリーズは、他の試験区分では有用な対策本だったが、アナリストだけは期待はずれとなってしまった。だけど全くだめというわけではないので、上手に使えばさほど大きな支障にはなるまい。
 『予想問題集』は問題が古いことは分かっていたのであまり期待していなかったが、読んでみると意外にいいと感じた。全体に解説が丁寧なので、一問一問やるごとに力がついていく気がする。これで最近の問題だったらいいのにと思う。そういう人のために『2008 徹底解説 システムアナリスト 本試験問題』があるのだろうけど、こちらはもう買う気などない。
 昨年受けた監査のときも同じような事を言ったが、この二冊と心中する気持ちで残された時間を過ごそう。

午後2論文対策(3) 下書き

【平成17年 問3】
 中期経営計画の変更に対応した情報システム計画の見直しについて

1.背景及び概要
1−1.中期経営計画の変更内容
 中堅の金融機関A社は、古くから地域に密着した住宅ローン事業を展開している。他の金融機関との競争が激化し、収益が伸び悩むようになったことから、A社は新規顧客の開拓をねらいとして、インターネットを利用した住宅ローン受付業務を計画していた。併せて、A社の関連企業である不動産メーカB社との情報連携を強化した新たなビジネスモデルへの変革を計画していた。
 しかし昨年、米国サブプライムローン問題と同様に、A社の顧客でも返済金が払えずに延滞し、ローン焦げ付き即ち不良債権となるケースが増え、収益悪化の要因になっていた。このことから、経営計画は、新規顧客の獲得による売上の増加から、不良債権の削減による利益の確保に重点を置くよう方向転換することとなり、タスクフォース型のA社計画チームが発足した。
1−2.情報システム計画への影響
 A社の情報システムは、本社及び各店舗に設置された専用端末を、情報処理サービス企業N社のサーバとIP−VAN経由で接続する構成である。N社は、古くからA社システムのアウトソーシング先となっている。今般、端末のWeb化対応やB社とのサーバ接続を計画していた。しかし、上記1−1の経営計画変更により、情報システム計画への影響が生じる。具体的には、不良債権の削減をねらいとする情報システム構想、延滞者の顧客情報を厳密に管理するシステム計画へと変更し、関連部署と調整しなければならない。
1−3.私の立場
 私はN社に勤務し、長年にわたりシステムの企画・開発に従事してきた。その経験を活かし、今回の情報システム計画見直しにシステムアナリストとして参画し、A社計画チームと共に検討することになった。

2.情報システム計画の見直し(設問イ)
2−1.見直し原案の作成
 システム計画案件を整理すると、下記3つになる。
 1)Webによる住宅ローン仮受付システムの構築
 2)B社住宅販売データのA社システムへの連携・反映
 3)不良債権削減のための延滞者データ管理の強化
 これらのうち、1)は計画中、2)は一部開発中、3)は計画予定の案件である。経営層としては、3)の実施は必須であり、1)と2)もできれば継続したいが、予算の都合により継続が難しい場合は1)と2)のいずれかを延期又は中止との意向であった。これを受けて、私は計画チームと共に原案の作成に着手した。
 まず、現状の計画とその実績について調査し、残予算を見積もったところ、1)と2)を両方とも計画通りに継続することは難しいと判断した。次に、どの部分を見直すかを検討した結果、1)は一時中断、2)はこのまま継続する案とした。理由は、1)は集客の見込みがやや不透明であるのに対し、2)はB社の住宅販売実績から考えて売上の増加が期待できたからである。
2−2.利用部門からの意見収集
 私は上記システム計画案をまとめ、本社及び店舗のシステム利用部門の担当者に提示した。ところが、幾つかの部門から、1)の住宅ローン仮受付システムは、A社の将来を考えると中断すべきではないとの意見があった。確かに、競合他社が次々とインターネットビジネスに参入しているうえ、顧客自身がWeb経由でローン申込みを行うことにより店舗での入力作業が省力化できるというメリットがある。したがって、私は再度、様々な観点から工夫して、情報システム計画の見直し案を作成することにした。
2−3.見直し案の再作成とその工夫点
(1)経営層によるチェック
 情報システム計画を練っていくうちに、システム化の本来の目的や前提条件を見失う場合がある。今回の見直し作業においても、まず「不良債権の削減などによる利益確保」という目的があり、その目的を達成するという前提を忘れてはならない。そこで私は、計画チームとの検討会議の場に経営層からのメンバーも参加していただくようA社に申し入れ、目的のぶれを防止するためのチェックが働くように工夫した。
(2)事例による投資効果の分析
 利用部門から意見があったWebによる仮受付システムについて、A社には本格的な導入経験がないことを勘案し、私は他社で導入済みの事例を調査した。それによると、インターネットを利用する場合、商品として魅力のある住宅ローンでなければ集客は難しく、投資効果は出にくいことが分かった。こうした分析結果を基に関連部署と調整した結果、原案どおり、計画を一時中断することで合意を得た。
(3)情報システム化案件の統合
 こうして複数の案件が並行して進行する場合、案件ごとに個別の検討を行うのではなく、全体最適化の観点から検討を進めることが重要である。具体的には、予算、要員、スケジュール、システムアーキテクチャなどの面から総合的に判断して計画を調整する必要がある。そこで私は「B社住宅販売データの連携」と「延滞者データ管理の強化」の2案件を統合して管理・開発する見直し案を作り上げた。これらを別々ではなく1つのプロジェクト内で進めれば、情報の共有化がスムーズになる、人材や基盤を含めた各種資源を有効に活用できるなど、メリットは大きい。このようにして、情報システム化投資のロスを極力減らすように工夫した。

3.評価及び課題(設問ウ)
3−1.評価
 A社情報システム計画の見直し案を経営層に提示したところ、大筋で了解が得られ、正式に承認された。現在、見直し後の計画に則って開発を進めている段階であり、N社の開発責任者から状況を確認したところ、特段の問題は発生していないとの事である。経営目標であった不良債権の削減とそれによる収益回復に関しては、実際に効果が表れるのはまだ先であるが、私自身、計画見直しについては首尾よく実施できたと評価している。
 その根拠は、検討にあたり目的明確化や全体最適化に留意したこと(トップダウンの視点)と、利用部門などから広く意見を収集したこと(ボトムアップの視点)にある。調整に苦慮したこともあったが、多角的な視点から検討を重ねたことによって、実効性のある見直し案を作成できたと言えよう。
3−2.今後の課題
 ただし経営層からは、今回は中断することになった住宅ローン仮受付システムを、なるべく早期に実現したいという声もあった。なぜなら、新規顧客の開拓を続けなければ、企業としての成長性が失われていくからである。この点については、一時中断する計画をいつ再開するのかといった、将来を見越したスケジュールの大枠を見直し案に盛り込めば、さらに先見性のある検討ができたであろう。そうした内容を、経営戦略及び情報戦略に基づいて計画に反映していきたいと私は考えている。

ア: 800字
イ:1550字
ウ: 650字
計:3000字

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